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김실력포차 梨泰院(ソウル)
嫌われて、惚れられて、潰れた。梨泰院ポチャ一人飲み体験記 梨泰院クラスを見てから、ずっとこの街に来たかった。 パク・セロイが夜の梨泰院でのし上がっていくあのドラマだ。 男が一人で夜の街に立って、何かを掴み取ろうとする姿に、なんか刺さった。 ソウルに行く機会ができた。 行き先はもう決まっていた。 梨泰院。夜のポチャ。一人で飲みに行く。 パク・セロイは梨泰院で伝説を作った。 俺も何か持って帰りたい。 伝説とは言わないまでも、せめていい夜を。 今回入ったのは、김실력포차(キムシルリョクポチャ)。 梨泰院駅2番出口を出てすぐ。迷うことはない。 「김실력」は、直訳すると「キムの実力」。 ポチャで実力を試されるのはこっちだとは、この時はまだ知らない。 場所 誰も助けてくれない 日本の相席屋は、店員がマッチングしてくれる。 席に座ってれば相手が来る。 なんなら飲み物まで出してくれる。 優しい。実に優しい。 韓国のポチャは違う。 テーブルにタブレット端末がある。メニューを選んで注文するやつだ。 気になる相手がいたら? 自分の足で歩いて、自分の口で話しかけるしかな

GENPASS 匿名協力記者
23 時間前
![彼女が辞めた理由を、俺は聞かなかった [最終話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_d501f4e98b6a4f96a0e28da1f53de4fa~mv2.png/v1/fill/w_333,h_250,fp_0.50_0.50,q_35,blur_30,enc_avif,quality_auto/37d521_d501f4e98b6a4f96a0e28da1f53de4fa~mv2.webp)
![彼女が辞めた理由を、俺は聞かなかった [最終話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_d501f4e98b6a4f96a0e28da1f53de4fa~mv2.png/v1/fill/w_454,h_341,fp_0.50_0.50,q_95,enc_avif,quality_auto/37d521_d501f4e98b6a4f96a0e28da1f53de4fa~mv2.webp)
彼女が辞めた理由を、俺は聞かなかった [最終話]
第4話「一週間と、もう少し」 商談は、うまくいった。 3日間の打ち合わせで、タイ側のパートナーとの合意が取れた。 数字はまだ詰める余地があったが、方向性は固まった。 日本から持ってきた提案書の骨格は変わらなかった。 細部の調整は向こうのペースに合わせる必要があったが、それはいつものことだ。 山田に報告の連絡を入れると「お疲れ様でした、あとは任せてください」と返ってきた。 そういう頼り方ができる部下がいると、出張の後半が楽になる。 信頼できる部下がひとりいれば、出張の質が変わる。 バンコクにいる間、ユイと3回会った。 2回目は、商談が終わった翌日の夜だった。 彼女から「スクンビットに安くて美味しいタイ料理の店を見つけた」と連絡が来た。 テーブルが4つしかない、路地裏の食堂だった。 プラスチックの椅子に、ラミネートのメニュー。 観光客は誰もいない。パッタイが120バーツ。グリーンカレーが150バーツ。 旅慣れていないはずのユイが、一日で見つけてきた店だった。 食堂のおばさんがタイ語で何か言いながら、勝手に料理を持ってきた。 ユイは「たぶん、今日のおす

GENPASS 編集 三好
3 日前
![彼女が辞めた理由を、俺は聞かなかった [第3話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_8dfea1d39ef14d7784de64faf07f3500~mv2.png/v1/fill/w_333,h_250,fp_0.50_0.50,q_35,blur_30,enc_avif,quality_auto/37d521_8dfea1d39ef14d7784de64faf07f3500~mv2.webp)
![彼女が辞めた理由を、俺は聞かなかった [第3話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_8dfea1d39ef14d7784de64faf07f3500~mv2.png/v1/fill/w_454,h_341,fp_0.50_0.50,q_95,enc_avif,quality_auto/37d521_8dfea1d39ef14d7784de64faf07f3500~mv2.webp)
彼女が辞めた理由を、俺は聞かなかった [第3話]
第3話 「Hotel Nikko、22階」 Tichucaを出たのは、22時を過ぎたころだった。 エレベーターを降りて、T-ONE BUILDINGのエントランスに出ると、スクンビットの夜気が包んできた。 日本の夏よりも、少しだけ重たい空気だ。 湿度が肌に張り付く感じがある。 それでも不快というほどではない。 バンコクの夜の空気には、独特の緩さがある。 東京の夜にはないものだ。 「どっちに帰りますか」とユイが言った。 「Hotel Nikkoの方向です」 「私も、そっちです」 並んで歩き始めた。会話はなかった。 スクンビット通りの喧騒が、二人の沈黙を埋めていた。 バイクタクシーのエンジン音。屋台の油の匂い。 呼び込みの声。タイ語と英語が混ざった音が、夜道に流れていた。 バンコクの夜は、音と匂いで出来ている。 それに慣れてくると、東京の静けさが物足りなくなる。 4回目でもそう感じるんだから、長く住んだらどうなるかわからない。 ユイは横を歩きながら、あまり周囲を見ていなかった。 下を向いているわけではなく、ただ視線が内側に向いていた。...

GENPASS 編集 三好
4 日前
![彼女が辞めた理由を、俺は聞かなかった [第2話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_1e2cd95454b6455b882cdce5eb8cc6df~mv2.png/v1/fill/w_333,h_250,fp_0.50_0.50,q_35,blur_30,enc_avif,quality_auto/37d521_1e2cd95454b6455b882cdce5eb8cc6df~mv2.webp)
![彼女が辞めた理由を、俺は聞かなかった [第2話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_1e2cd95454b6455b882cdce5eb8cc6df~mv2.png/v1/fill/w_454,h_341,fp_0.50_0.50,q_95,enc_avif,quality_auto/37d521_1e2cd95454b6455b882cdce5eb8cc6df~mv2.webp)
彼女が辞めた理由を、俺は聞かなかった [第2話]
第2話 「Tichuca、46階」 エレベーターを降りると、視界が一気に広がった。 Tichuca Rooftop Bar。 46階のオープンエア。スクンビットの夜景が、360度広がっていた。 BTSの線路が光の帯になって南北に走っている。 バンコクのビル群が、霞みを帯びた夜空の下に広がっていた。 東京の夜景とは質が違う。東京は整然としている。 バンコクは、整然とした部分と雑然とした部分が混在していて、その境目が夜になるとわからなくなる。 ライトアップされたビルの隙間に、薄暗い路地が続いている。 その対比が、バンコクの夜を面白くしている。 席に案内された。テラス席の端。二人掛けのテーブルだった。 「どうぞ」と俺が言うと、吉田ユイは少し迷ってから座った。 一人で来る予定だったんだろう。 それが、エントランスで俺と鉢合わせた。 その状況を、彼女はまだ整理できていない。 そういう顔をしていた。でも断ろうとはしていなかった。 ひとりで夜景の前でグラスを持つよりも、見知らぬ日本人と並ぶ方を選んだ。 それが何を意味するかは、まだわからない。 メニューを開いた

GENPASS 編集 三好
5 日前
![彼女が辞めた理由を、俺は聞かなかった [第1話/全4話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_de2802860cfe40b0b54d87e47350e5e8~mv2.png/v1/fill/w_333,h_250,fp_0.50_0.50,q_35,blur_30,enc_avif,quality_auto/37d521_de2802860cfe40b0b54d87e47350e5e8~mv2.webp)
![彼女が辞めた理由を、俺は聞かなかった [第1話/全4話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_de2802860cfe40b0b54d87e47350e5e8~mv2.png/v1/fill/w_454,h_341,fp_0.50_0.50,q_95,enc_avif,quality_auto/37d521_de2802860cfe40b0b54d87e47350e5e8~mv2.webp)
彼女が辞めた理由を、俺は聞かなかった [第1話/全4話]
第1話 「T-ONEのセキュリティ」 バンコクに来るのは、これで4回目だった。 スクンビットはいつも人が多い。 BTS沿いのこのエリアは、昼も夜も温度が変わらない。 喧噪は変わらない。変わるのは、やって来る人間の顔つきくらいだ。 昼は働いている顔。夜は何かを求めている顔。 その境界が、バンコクでは特に曖昧に見える。 夜になっても昼の顔をしている人間がいる。 昼のうちから夜の顔をしている人間もいる。 そのへんが、東京とは根本的に違う。 東京は昼と夜の切り替えが明確で、どちらの顔をすべきか、誰もが心得ている。 バンコクはそのルールがゆるい。 それが、この街を面白くしていると同時に、危うくもしている。 ホテルはスクンビット通り沿いのHotel Nikko Bangkokにした。 去年の出張で初めて使ってみて、悪くなかった。 ロビーの作りが日系ビジネスホテルにしては広い。 スタッフの対応が丁寧で、立地がBTSアソーク駅から徒歩圏内。 商談の前日に着いて、翌朝から動ける。 そういう使い方にちょうどいいホテルだ。 チェックインを済ませると、部屋は22階だった

GENPASS 編集 三好
6 日前


Pioneer ヤンゴンインターナショナルホテル
ヤンゴンの夜って、たまに男を雑にその気にさせる。 いや、雑というか、 こっちが勝手に都合よく解釈し始める余白が多い のだ。 しかも場所は ヤンゴンインターナショナルホテルのPioneer 。名前がもう強い。 Pioneer。開拓者。 つまり、今夜このフロアで何かを切り開くのは俺だ、みたいな気分になる。 こういう時の男は本当に安い。 場所 330 Ahlone Rd, Yangon, ミャンマー まずは、エントランスで 40,000MMK 払い、ビール1杯付き。ハイネケンかタイガーを選べる時点で、もう少し勝った気になるのが悲しい。 ハイネケンを選んで中へ入ると、まず音がでかい。 重低音が腹に来る。 フロアが揺れている。 いや、正確には 客の振動で床まで動いている。 もはやクラブというより、 欲望と低音でできた地殻変動 である。 真ん中にはDJブース。 その周りで何人もの女性ダンサーが踊っている。 みんなスタイルがいい。 広いフロアに人・人・人。 2階もあるみたいだ。 見た瞬間、俺の中の勘違いメーターは一気に振り切れた。 今日は勝てる。 根拠? ない

GENPASS 編集 八田
4月8日
![なんとなく、台北行きにした [最終話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_94935add6a4b4aefaa92749a401d2489~mv2.png/v1/fill/w_333,h_250,fp_0.50_0.50,q_35,blur_30,enc_avif,quality_auto/37d521_94935add6a4b4aefaa92749a401d2489~mv2.webp)
![なんとなく、台北行きにした [最終話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_94935add6a4b4aefaa92749a401d2489~mv2.png/v1/fill/w_454,h_341,fp_0.50_0.50,q_95,enc_avif,quality_auto/37d521_94935add6a4b4aefaa92749a401d2489~mv2.webp)
なんとなく、台北行きにした [最終話]
【第4話】高雄の午後 商談は、うまくいった。 正確には、うまくいきすぎた。10時に始まって、11時半には合意の方向が見えた。3ヶ月越しの交渉が、この日の90分でほぼ決着した。こういうことが、たまにある。積み上げてきた時間が、ある瞬間に一気に収束する。 ホテルに戻ったのが12時10分だった。 スーツのジャケットを脱いで、ナツキにメッセージを入れた。 「終わった。どこにいますか」 「愛河のあたりをぶらぶらしてます」 「今から行く」 「え、はや」 12時半に合流した。 8月の高雄の昼は、容赦がない。日差しが刺さってくる。ナツキは白いワンピースに着替えていた。朝のTシャツとは違う、少し大人っぽい印象だった。見た目は童顔なのに、こういう選択をする。そのギャップが、31歳という年齢を時折のぞかせる。 川沿いの麺の店で昼飯を食べた。 ルーローハンを頼んだ。ナツキは牛肉麺を頼んで、「これ台湾来たら絶対食べたかったやつ」と言った。食べながら話した。仕事のこと。なぜ一人で台湾に来たのか。どこに住んでいるのか。 「彼氏は」と俺が聞いた。 「・・・いないです」 間があっ

GENPASS 編集 三好
4月6日
![なんとなく、台北行きにした [第3話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_9160abb7e74648b9abf79c49abcc4071~mv2.png/v1/fill/w_333,h_250,fp_0.50_0.50,q_35,blur_30,enc_avif,quality_auto/37d521_9160abb7e74648b9abf79c49abcc4071~mv2.webp)
![なんとなく、台北行きにした [第3話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_9160abb7e74648b9abf79c49abcc4071~mv2.png/v1/fill/w_454,h_341,fp_0.50_0.50,q_95,enc_avif,quality_auto/37d521_9160abb7e74648b9abf79c49abcc4071~mv2.webp)
なんとなく、台北行きにした [第3話]
【第3話】乳酪餅の朝 翌朝6時半に目が覚めた。 商談は10時からだ。準備には2時間もあれば足りる。シャワーを浴びて、ホテルの外に出た。高雄の朝は早い。7時前でも街が動いている。屋台が開いていて、スクーターが走っていて、どこかから油の香りが漂ってくる。 早餐店を探した。 台湾の早餐文化を知らずに台湾旅行を終えるのは、もったいないと俺は思っている。ホテルのビュッフェより、街角の早餐店の方がずっといい。地元の人間が並んでいる列に黙って加わって、熱々のものを受け取る。その朝の10分が、旅の質を変える。 「乳酪餅」を頼んだ。 パイ生地の中に、パン、チーズ、卵を挟んだものだ。一口噛むと、バターの香りが鼻を抜けて、チーズがとろける。カロリーの暴力みたいな食べ物だが、これを食べると、その日一日やれる気がする。30元前後。日本円で150円ほど。この金額で、この満足感。台湾の朝食が最強と言われる理由が、一口でわかる。 観光客向けのカフェのモーニングに1500円払うより、この早餐店の乳酪餅を150円で食べる朝の方が、旅としての密度が高い。これは断言できる。 場所を知っ

GENPASS 編集 三好
4月5日
![なんとなく、台北行きにした [第2話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_dd4e32f1933843d085fd9bbf12ee43a0~mv2.png/v1/fill/w_333,h_250,fp_0.50_0.50,q_35,blur_30,enc_avif,quality_auto/37d521_dd4e32f1933843d085fd9bbf12ee43a0~mv2.webp)
![なんとなく、台北行きにした [第2話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_dd4e32f1933843d085fd9bbf12ee43a0~mv2.png/v1/fill/w_454,h_341,fp_0.50_0.50,q_95,enc_avif,quality_auto/37d521_dd4e32f1933843d085fd9bbf12ee43a0~mv2.webp)
なんとなく、台北行きにした [第2話]
【第2話】ほくろの位置 声をかけたのは、食後のドリンクを取りに立ったときだった。 作戦でも何でもない。彼女の隣のドリンクバーに手を伸ばしたとき、目が合っただけだ。向こうも同じタイミングで立っていた。 「日本の方ですか」 俺が先に言った。 「・・・あ、はい」 少し驚いた顔をした。でも、嫌そうではなかった。それだけで十分だった。 「一人ですか」 「そうです。旅行で」 「高雄、何日目ですか」 「今日で3日目です。明日移動で」 テンポよく返ってくる。壁を作っている感じがない。俺は自分の席に戻りながら、「美味しいですよね、ここ」と言った。 「めちゃくちゃ美味しいです」 彼女が言った。 声に屈託がなかった。「めちゃくちゃ」という言葉が、童顔の見た目と妙に合っていた。俺は自分の席に戻って、コーヒーを一口飲んだ。 次の手を考えた。 同じ店に一人でいる、という共通点がある。これは使える。「一人飯の連帯感」みたいなものを、女は意外と持っている。特に海外での一人行動に慣れている女は、同じ状況の人間に対して開きやすい。 俺は席を立って、彼女のテーブルに近づいた。 「隣、

GENPASS 編集 三好
4月4日
![なんとなく、台北行きにした [第1話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_52e6bf98f7db45859758518a3f93980e~mv2.png/v1/fill/w_333,h_250,fp_0.50_0.50,q_35,blur_30,enc_avif,quality_auto/37d521_52e6bf98f7db45859758518a3f93980e~mv2.webp)
![なんとなく、台北行きにした [第1話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_52e6bf98f7db45859758518a3f93980e~mv2.png/v1/fill/w_454,h_341,fp_0.50_0.50,q_95,enc_avif,quality_auto/37d521_52e6bf98f7db45859758518a3f93980e~mv2.webp)
なんとなく、台北行きにした [第1話]
【第1話】商談前夜の高雄 台湾南部に来るのは、これで4回目だった。 高雄は台北とは空気が違う。台北が東京なら、高雄は大阪に近い。人の距離が近くて、夜が長い。出張で来るたびに、この街が少し好きになっていく。 明日は午前10時から商談が入っている。相手は現地の自動車部品メーカー。3ヶ月越しの交渉がようやく佳境に入ってきた。今夜は早めに切り上げて、明日に備えるつもりだった。 つもりだった、というのが正確な表現だ。 ホテルで着替えてから、一人でディナーに出た。山田がいれば適当な店に連れていくのだが、今回は一人だ。せっかくなら、と思って調べておいた店に向かった。「小時厚牛排」。高雄・台南・屏東にしか存在しない、ローカルのステーキチェーンだ。 店に入ると、広い。思ったより広かった。 清潔感があって、エアコンが効いている。8月の高雄の夜は夜でも30度を超える。その熱気を完全に遮断した店内で、熱々の鉄板ステーキを食べる。この対比だけで、すでにこの店に来た意味がある。 チキンステーキを頼んだ。 300元。日本円で1500円ほど。この金額で、メインのステーキにライス

GENPASS 編集 三好
4月3日


クラブ エンペラー ヤンゴン
ヤンゴンの夜は、どこか静かだ。 パタヤみたいに「ほら来いよ」と腕を引っ張ってもこない。 なのに、気づけばこっちが勝手に前のめりになっている。 理由は簡単だ。 「ヤンゴンはかわいい子が多い」 この噂を聞いた男の脳みそなんて、だいたいそこで半分終わる。 場所 Q5G3+46V, Shwedagon Pagoda Rd, Yangon, ミャンマー (ビルマ) 俺もそうだった。 ホテルを出る頃には、もう頭の中で勝手に期待値が膨らんでいた。 今日はヤンゴンの夜を見に行くんじゃない。 答え合わせ に行くのである。 そして俺は、その答えを求めて クラブ エンペラー へ向かった。 店名がもう強い。エンペラー。皇帝。名前だけで、こっちを王様気分にさせてくる。 まだ何も始まっていないのに、すでに脳内ではマントを羽織っている。 男って本当に安い。 営業時間は19時から23時くらい。 入場料は20,000MMK。 夜の店としては「よし、まずは見てみるか」で払える金額だ。 だが、店のスタッフから悪魔のささやき。 「VIPのほうが優先的に 女の子を紹介できますよ」...

GENPASS 編集 八田
3月25日


Dollhouse Bar アンヘレス
アンヘレスの夜って、毎回「今日は冷静に行こう」と思ってホテルを出るくせに、10分後にはその決意が紙みたいに薄くなっている。 俺の理性、毎回コンビニのレシートくらいの耐久力しかない。 そして何年か前のその夜、俺は、 Dollhouse Bar とかいう名前の店に吸い込まれていった。 場所 109 Raymond St, Balibago, Angeles, 2009 Pampanga, フィリピン 店内は、例によって明るすぎず暗すぎず、 「見えすぎると冷静になるし、見えなさすぎると不安になる」という男の弱さだけを完璧に研究した照明。 すごい。たぶん設計したやつは心理学者か悪魔だと思う。 そして座る。 女の子が現れ、横に座る。 もろストライク!!日本人対応がすごい! え!でも、なんでわかるの? 価格は、ビール200ペソくらい。LDは400~500ペソ。 バーファインは、色札によって価格が違ってくるが、4000~7000ペソほど。 そしてその子は細身で、愛想がよくて、ニコニコしていて、こっちを見るたびに 「あ、日本人慣れしているな」 とわかる安心感があ

GENPASS 編集 八田
3月24日


Hangout Complex – Chiang Mai –
チェンマイの夜は静かだ。少なくとも、バンコクのようにネオンがギラギラしているわけでもないし、パタヤみたいに通り全体が欲望で出来ているわけでもない。 どちらかと言えば、 落ち着いた街 だ。だから俺は思っていた。 「チェンマイは夜遊びする街じゃない」のかなーと。 だがそれは、 Hangout Complexを知らなかっただけ だった。 場所 18 Sodsueksa Rd, Tambon Chang Phueak, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50300 タイ Grabの運転手が言った。「ここ、有名な店だよ。」車が止まった先にあったのは、少し派手なネオンの建物。 Hangout Complex。 外から見ると、LIVEの歌も聞こえるので 完全にクラブかゴーゴーバーの雰囲気 だ。俺は思った。 「なるほど、こういうタイプの店か。」 チェンマイにもあるんだな。そう思いながら中に入った。 だが、入ってすぐ 違和感に気づく 。あれ?ゴーゴーじゃない。クラブでもない。中はカラオケバーのような作りで、ソファ席が並び

GENPASS 編集 八田
3月11日


VIP – CUPPAGE PLAZA 漫画Ver.
シンガポール Cuppage Plaza(カッページプラザ)。 1 2 3 4 5 6 7 8 [関連記事] この漫画の記事は、公開した記事が原作となっています。 ⇒ VIP – CUPPAGE PLAZA

GENPASS 編集部 漫画担当
3月9日


VIP – CUPPAGE PLAZA
シンガポールに住んでいる日本人で、 Cuppage Plaza(カッページプラザ) を知らない人はいないんじゃないか。 オーチャードから少し歩いたところにある、一見ただの古いビル。だがその中身は違う。日本人が大好きなものが、 全部詰まっている。 KTV。ラウンジ。キャバクラ。そして居酒屋。つまり何かというと、 飲み屋の集合体。 男の社交場であり、男の財布が軽くなる場所でもある。 それがCuppage Plaza。 場所 5 Koek Rd, シンガポール 228796 カッページの店は基本的に 日本人向け 。値段は少し高い。だが女の子のクオリティも高い。そして日本語も通じる。 つまり 安心して飲める 。だが、安心して飲める場所ほど、人は油断する。 この日の俺も、完全に油断していた。 今回入ったのは「 VIP」。 店内は思ったよりコンパクト。でもそれがいい。コンパクトの店って、距離が近い。個室もなんだか豪華。 そしてここ、驚いたのは Japanese Setがある。1時間、ビール3杯/軽食1人前/LD1杯で80 SGD。 他のJapanese Se

GENPASS 編集 八田
3月6日


クレイジーハウス Sukhumvit 23
バンコクには“遊び場”が多い。だから、バンコクに来ると、男は だいたい調子に乗る 。無論、俺もそうだった。 だから、「今日はゴーゴーバーにいい子がいなかったら、女の子をつまみに軽く飲んで帰ろう」そう思った。 Sukhumvit 23とSoi Cowboyと交わる ゴーゴーバー 。男の理性を破壊する クレイジーハウス へ突入だ。 場所 ซอย สุขุมวิท 23 Sukhumvit Rd, Khlong Toei Nuea, Watthana, Bangkok 10110 タイ 早速、お店に入ると、ドゥン…ドゥン…♪と腹にくる 重低音 で、思わず "Put your hands up" (プチョヘンザ)と叫びたくなる。さすがゴーゴーバー。 目に入ってくるのは、ステージ。ポール。光。そして、 人類の曲線密集地帯。 女の子多い。いや違う。“圧縮”されている。可愛い。綺麗。 露出がすごい 。スタイル良すぎ。そして全員、こっちを見る。 おぉぉぉぃい、おい待て。 俺はATMじゃないぞ 。まだ入店3分だ。でも、それにしてもステージの上でダンスしている子たち

GENPASS 編集 八田
3月4日


新キムラKTV マニラ
日本人がオーナーをしている 安すぎて逆に怖い店がある という。しかも居心地が良すぎるとのこと。はい、誰が流したの、そんな天国のような噂。と思いつつ足は店に向かっている。 マラテ。 Midnight Haven(旧LA Café)のすぐ近く 。え!やばいじゃん。前に記事( Midnight Haven(旧LA Café)マニラ )にも書いたがこの辺り、治安がやばすぎる。 つまり。そう エルミタエリア。 その旧LA Caféから数十歩の距離。天国と地獄はこんなに近いのか。神様ぁぁぁぁぁぁぁ! 場所 Midnight Haven(旧LA Café)のすぐ近く だらだら外にいても怖いので、さっさと入口を入る。 暗い 。普通のKTVより暗い。「大丈夫かここ…?」って思いながらも、でもまぁこんなもんかと言い聞かせる。 何故か 2階に誘導される 。席に座る。とりあえず飲み物と ビール をたのむと、全てどうでもよくなる。 45ペソ。 安すぎるだろ。よくよく聞くとギリ ハッピーアワー だったらしく安いみたい。 ハッピーアワーじゃないときの値段を聞くと 55ペソ..

GENPASS 編集 八田
2月23日


「28 HongKong Street」を潜った夜、僕は「本物」の洗礼を浴びた
シンガポールの夜は、粘りつくような湿気とともに更けていく。 ビジネスミーティングを終え、まとわりつく熱帯の空気に辟易しながら、僕はタクシーに乗り込んだ。 「どこへ行くんだ?」と運転手がバックミラー越しに聞いてくる。 「28 HongKong Street」と告げると、彼はニヤリと笑った。「 旦那、いい趣味しているね 。だが、通り過ぎても文句言うなよ。あそこには看板がないからな」 そう、今夜僕が目指すのは、単なるバーではない。アジアのバーシーンを牽引し続ける伝説の店、 『28 HongKong Street』 だ 。 廃墟? それとも倉庫? 試される「入る勇気」 タクシーが停まったのは、 ショップハウスが立ち並ぶ薄暗い通り だった。 「ここだよ」と言われて降りたものの、目の前にあるのは古びたベージュ色の壁だけ。 煌びやかなネオンもなければ、客引きの黒服もいない 。「28 Hongkong St」という住所だけを頼りに目を凝らすと、扉の脇に小さく、本当に申し訳なさそうに 「28」 という数字が書かれているのを見つけた 。 「本当にここか…?」...

GENPASS 匿名協力記者
2月21日


距離が近すぎるSt.136の夜
プノンペンのリバーサイドに、いいお店が集まっているって聞いたから行ってみた。 賑わいを見せる店と観光客がごった返している。平和すぎる。だから冒険したくなる。もう一本内側の St.136。 ここから空気が変わる。 場所 だいたいココらへん ネオン弱め。箱小さめの店が続く。おもむろに店に入ってみた。少し言い過ぎだが、 客が5人も入れば満席の店内 。なんとなく感じる視線。逃げ場がないのを感じた俺は席に座る。 ビール $3、LD $5ほどだったかな。なんだか安い。でも問題はそこじゃない。 触れる距離、 女の子の距離だけ異常。 グラス渡すとき指が絡む。 座った瞬間、近い。近い。近い。膝。触れる。腕。絡む。笑うと肩が触れる。座り直すと脚が当たる。 偶然?いや違う。 この店はそう設計されているぅぅぅぅ。 耳元。「Where you from…」。息、近い。てか、 もろに息がかかっている。 タイとかの営業スマイルじゃない。もっと直接的。吐息レベルじゃない。 もっと生々しいぃぃぃぃ。 俺「ビール…」。女「Yes baby…」。“baby”が軽すぎる。だが、脳はもう

GENPASS 編集 八田
2月19日


Kojax&Plan B マニラ
マニラで夜遊びしたい?じゃあ答えは一択だ。 P Burgos St 。そしてその通りで、日本人が最後に行き着く終着駅が “Kojax & Plan B” だ。 夜20時。まだ街は“助走”の顔をしている。だが22時を回ったあたりから、ブルゴスは別の生き物に変わる。 ネオンが濃くなり、人の目つきが変わり、財布のヒモが緩む音が聞こえてくる。この通りはゴーゴーバーの集合体だ。 マニラでゴーゴー行くなら、マカティのブルゴス以外に理由はない。 場所 P Burgos St沿い KojaxとPlan Bは、もともと別々の店だった。それが 共同経営 になって、同じ場所に“合体”。つまり何が起きたか。 客も女の子も、うまいところだけが一箇所に集約された。 日本人が多いのも、その結果だ。 片言の日本語が通じる子がいるのは偶然じゃない。ここは“日本人が安心して迷子になれる場所”として完成してしまっている。 店に入って腰を下ろす。すると始まる、 ショーアップ 。可愛い系から美人系まで、ちゃんと“振れ幅”がある。 細身で愛嬌があって、距離の詰め方がうまい。ああ、これだ。

GENPASS 編集 八田
2月8日
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