top of page


ホーチミンの老舗クラブで美女をナンパ!言葉が通じない二人の一夜
「せっかくホーチミンまで来たんだから、夜も楽しまないともったいない」 そんな勢いだけで向かったのが、 ホーチミン1区にある老舗クラブ「Apocalypse Now Bar」だった。 場所 店内は大音量の音楽と薄暗い照明。 外国人や現地の若者たちが酒を片手に盛り上がっている。 今日の目標はひとつ。 「ベトナム美女と仲良くなる」 ただし僕は、英語がほとんど話せない。 ベトナム語にいたっては「シンチャオ」くらいだ。 完全に勢いだけである。 目が合った。これは脈あり? ビールを飲みながら店内を眺めていると、 黒いワンピースを着た女性と目が合った。 長い黒髪に、すらっとしたスタイル。 もう一度目が合うと、彼女がニコッと笑う。 来た!! これは来た! 日本なら「たまたま目が合っただけ」で終わるのに、 海外だとなぜか「俺に興味がある」に変換される。 ビールの勢いを借りて声をかけた。 「Hello!」 彼女も「Hello」と笑顔で返してくれる。 ここまでは完璧だった。 しかし、そのあと彼女が何を言っているのか全く分からない。 「Sorry?」 もう一度聞

GENPASS 匿名協力記者
9月3日


Massage Quang Thư ホーチミン
ホーチミンは暑い。 昼間はもちろん暑い。 夜になっても暑い。 バイクの排気と湿気が混ざった空気の中を歩いていると、 身体のどこかが常にベタついている。 こんな街では、冷たいビールを飲むか、マッサージへ逃げ込むしかない。 俺が向かったのは、10区エリアのLý Thường Kiệtにある、 「Massage Quang Thư」 現在も男性向けマッサージ店として営業している店で、今回はキャンペーンチケットを手に入れたこともあり行ってみた。 場所 今回選んだのはKing Full、100分。 訪問時の参考価格は、キャンペーンのチケット50万ドン+女性へのTIP130万ドン。 合計180万ドン。 問題はサービス表に並ぶ文字だった。 BJ。 HJ。 69。 WC。 King Full。 分かるものもある。 分からないものもある。 特にWC。 俺の知っているWCは、世界共通でトイレである。 だが180万ドン払って、 100分間トイレを見学するコースではないことだけは分かる。 受付ではiPadを見ながら女性を選んだ。 選んだのは、長い黒髪に丸い目をした小柄な

GENPASS 編集 八田
9月2日


Neko Nuru Massage ハノイ
ハノイの夜は、バイクの数がおかしい。 道路を渡ろうとしても、右から来る。 左からも来る。 正面からも来る。 信号が青になっても安心できない。 この街では、道路を渡るだけで命の判断を迫られる。 だが今夜、俺が判断しなければならないのは、生きるか死ぬかではない。 どの猫を選ぶかだ。 目的地は、ハノイのĐê La Thành通りにある、 「Neko Nuru Massage」 風呂、洗髪、オイルマッサージ そして全身を密着させるヌルマッサージまで楽しめる 男性向けのマッサージ店である。 場所 入店するとVIP Nuruの60分コースは コース料金60万ドンに女性へのチップ60万ドン。 合計120万ドン。 60万ドンだと思って入ったら、会計ではきれいに倍になる。 猫一匹を選んだはずが、料金だけは二匹分だった。 受付でこのコースを決めた俺は女性を選ぶ。 現れたのは、小柄で細身のベトナム人女性。 黒髪のボブ。 少しつり上がった目。 口元には、こちらを観察するような薄い笑みがたまらない…。 猫っぽい! 店の名前に偽りなし。 彼女は俺を見ると、短く言った。 「C

GENPASS 編集 八田
8月25日


ホーチミン、気になっていた「PHUNG THUY」へ
ベトナム・ホーチミン旅行も3日目。観光やグルメを満喫し、 「せっかくここまで来たなら、あの有名なマッサージ店にも行ってみたい」と 思い即座に行動に移した。 日本人旅行者の口コミでもよく見かける、「PHUNG THUY(フン・トゥイ)」というお店が目当てだ。少し怪しそうな雰囲気もあるが、 それも海外旅行の醍醐味だと思い、Grabを呼んで向かうことに。 場所:493 Tô Ngọc Vân, Phường Tam Phú, TP. Thủ Đức, Hồ Chí Minh, Vietnam お店の前に到着すると、想像していたよりも立派な建物だった。 「え、ここ銀行?それとも高級ホテル?」 そんな見た目に一瞬ひるむ。 「俺が行こうとしている店、本当にここで合ってるよな?」 Grabの履歴を3回確認した。 間違っていない。 腹をくくって入店した。 スタッフは笑顔で迎えてくれ、簡単な英語で受付を進めてくれる。 海外特有の緊張感はあるものの、店内は意外なほど清潔。 「あれ、思ってたよりちゃんとしてる。」 逆に俺のほうが挙動不審だった。 今回選

GENPASS 匿名協力記者
8月20日


APPLE PEN ホーチミン
ホーチミン7区・フーミーフンの夜は、少し不思議だ。 中心地のようなギラギラ感はない。 でも、妙に整った街並みの奥に、 男のしょうもない期待だけが湿気みたいに残っている。 韓国料理屋、日本語の看板、静かな通り。 一見すると落ち着いたエリアなのに、 夜になると急に「知っている人だけが知っている扉」が出てくる。 その中にあるのが、APPLE PEN。 旧Queen Bee系とも言われていた、ホーチミン7区のマッサージ店である。 ※この記事は2025年時点の情報です。現在の営業状況や料金、サービス内容は変わっている可能性があります。 場所 APPLE PEN。 もう名前が軽い。 軽すぎる。 ペンパイナッポーアッポーペン。 わかっている。みんな思ったろ。 それ言っちゃったかって。そしてそれ古いって。 そう、分かっていてもピコ太郎こと古坂大魔王が世界を揺らした、あの謎の呪文が脳内で勝手に再生される。 もう10年くらい前の流行である。 だが、油断してはいけない。 名前はふざけている。 でも中身は、ホーチミン夜遊び界の古いフォルダに残っていたQueen Beeの

GENPASS 編集 八田
7月21日
![夜明けまで強がらなくていい [最終話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_a5feea3df1674f2db836d786a249df4a~mv2.png/v1/fill/w_333,h_250,fp_0.50_0.50,q_35,blur_30,enc_avif,quality_auto/37d521_a5feea3df1674f2db836d786a249df4a~mv2.webp)
![夜明けまで強がらなくていい [最終話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_a5feea3df1674f2db836d786a249df4a~mv2.png/v1/fill/w_454,h_341,fp_0.50_0.50,q_95,enc_avif,quality_auto/37d521_a5feea3df1674f2db836d786a249df4a~mv2.webp)
夜明けまで強がらなくていい [最終話]
【最終話】 夜明けまで強がらなくていい 扉が開いた。 部屋は暗かった。 ゴックが先に入って、小さな間接照明だけをつけた。 窓の外にタイ湖の黒い水面が見えた。 「飲む?」と聞かれた。 「いらない」と答えた。 ゴックは振り返らずに言った。 「べつに、今夜だけだから」 橙色の明かりの中で、こちらを向かないまま言った。 強がりだった。 でも強がりにしては、声が少しだけ静かだった。 「わかりました」 それ以外は何も言わなかった。 ワンピースの下のNgọcは、思ったより素直だった。 165センチ、52キロ。 昼間から想像していた輪郭が、暗い部屋の中で全部本物になった。 細身の体に、重力に逆らうような均整がある。 鎖骨から腰、膝から足首まで、削り出した翡翠のような細さと強さが同居していた。 細いのに、どこも省略されていない。 均整というより、全部が主張をやめない体だった。 「べつに、今夜だけだから」と言った女が、この部屋の中でもう一度もそれを言わなかった。 強がりは、扉の外に置いてきたらしかった。 高飛車なCAじゃない。 VIPラウンジの話をする女じゃない。.

GENPASS 編集 三好
7月13日
![夜明けまで強がらなくていい [第3話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_3b7fb9ebbfb4473387108a8038986240~mv2.png/v1/fill/w_333,h_250,fp_0.50_0.50,q_35,blur_30,enc_avif,quality_auto/37d521_3b7fb9ebbfb4473387108a8038986240~mv2.webp)
![夜明けまで強がらなくていい [第3話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_3b7fb9ebbfb4473387108a8038986240~mv2.png/v1/fill/w_454,h_341,fp_0.50_0.50,q_95,enc_avif,quality_auto/37d521_3b7fb9ebbfb4473387108a8038986240~mv2.webp)
夜明けまで強がらなくていい [第3話]
【第3話】 翡翠の鎧 「暇?」 三文字だった。 時刻は午前十一時。 ホテルのロビーでコーヒーを飲んでいた俺のスマホに、ゴックからLINEが届いた。 「暇じゃないけど、暇にできる」 そう返すと、十五分後にホテルの前にゴックが現れた。 ノースリーブのロングワンピース、サングラス、小さなショルダーバッグ。 昨日と一昨日の格好より、今日は少し軽い。 「案内してあげる」と言った。 「どこへ?」 「タイ湖。行ったことある?」 「ない」 「何度もハノイに来てるのに?」 「仕事で来ていたから」 ゴックはサングラスの奥で目を細めた。 「……もったいない」と呟いた。 責めているわけではなかった。 ただ、わずかに惜しそうだった。 先に昼を食べようとゴックが言った。 連れて行かれたのは旧市街の路地にある屋台だった。 Bánh mì Hùng。 石畳の路上に三テーブルだけ並んでいて、厨房は窓口のようなカウンターだけだ。 バイクが通るたびに排気ガスが混じるような場所だった。 「ここ、観光客は絶対来ない場所じゃないですか」 「だから連れてきた」 「なんで俺を?」 「……べつに

GENPASS 編集 三好
7月12日
![夜明けまで強がらなくていい [第2話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_f243a2de85e14fd59ceeb273d2686f9e~mv2.png/v1/fill/w_333,h_250,fp_0.50_0.50,q_35,blur_30,enc_avif,quality_auto/37d521_f243a2de85e14fd59ceeb273d2686f9e~mv2.webp)
![夜明けまで強がらなくていい [第2話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_f243a2de85e14fd59ceeb273d2686f9e~mv2.png/v1/fill/w_454,h_341,fp_0.50_0.50,q_95,enc_avif,quality_auto/37d521_f243a2de85e14fd59ceeb273d2686f9e~mv2.webp)
夜明けまで強がらなくていい [第2話]
【第2話】 腹、減ってますよね 翌日の午後、俺は旧市街を歩いていた。 午前中のVinFastとの継続打ち合わせが終わって、 ホテルに戻るより先にホアンキエム湖の周りを一周したくなった。 ハノイに来るたびにそうする。理由はない。 ただ、この都市はバイクの波に押し込まれながら歩くのが一番落ち着く。 カフェの前に、見覚えのある脚があった。 ゴックだった。 白いワンピースに、黒いパンプス。 昨日より少し明るい格好だ。 その前に、スーツを着た欧米系の男が立っていた。 五十代半ば、体格がいい、腕時計が光っている。 男がゴックの腕を掴もうとした。 ゴックは一歩引いた。 それだけだった。 俺は止まった。 介入はしなかった。 する必要があるとは思えなかった。 男がまた何か言う。 ゴックは動じない。 完璧に動じていない。 低い声で何かを言った。 男がわずかに後退した。 もう一言、ゴックが言った。 男は去った。 ゴックは男が去った方向を一瞬だけ見ていた。 それから振り返った。 目が合った。 「……見てたの?」 「見てた」 「助けなかった?」 「必要なさそうだったから」

GENPASS 編集 三好
7月11日
![夜明けまで強がらなくていい [第1話/全4話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_f9a9560407224edd84dae13d9d24afec~mv2.png/v1/fill/w_333,h_250,fp_0.50_0.50,q_35,blur_30,enc_avif,quality_auto/37d521_f9a9560407224edd84dae13d9d24afec~mv2.webp)
![夜明けまで強がらなくていい [第1話/全4話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_f9a9560407224edd84dae13d9d24afec~mv2.png/v1/fill/w_454,h_341,fp_0.50_0.50,q_95,enc_avif,quality_auto/37d521_f9a9560407224edd84dae13d9d24afec~mv2.webp)
夜明けまで強がらなくていい [第1話/全4話]
【第1話】Vivianと呼べ ハノイには、何度来ても慣れない。 バイクの流れは法則なく交差し、クラクションが重なり、 揚げ油と排気ガスが混じった熱い空気が路面から立ち上る。 六月の午後は、空港を出た瞬間に汗をかく。 それでもこの都市は生きている。 そこが好きで嫌いだ。 タクシーがミーディン地区に入ると、VinFastの新しいビルが見えた。 ベトナム初の国産EVメーカーだ。 一年半前から代理店契約の交渉をしていた。 今回のハノイ出張は、その最終調整だった。 ロビーで待っていたのが、ミン・ティ・ハだった。 「三好さん、ありがとうございます。今日はよろしくお願いします」 黒のパンツスーツ、ショートカット、丁寧に選ばれた笑顔。三十二歳。 VinFastのキーアカウントマネージャーで、商談相手としてはとても優秀だったが、この日の議題は少し難しかった。 EVバッテリーの保証範囲をめぐる条件で、先方の法務部門が難色を示していた。 「欧米向けの基準を日本市場に適用することは困難だ」という主張で、 ミンが通訳しながら双方の顔色をうかがっていた。 議論が煮詰まってき

GENPASS 編集 三好
7月10日


ムオンタンホテルマッサージ ベトナム ダナン
ダナンにある Muong Thanh Grand Hotel。 その中にあるホテル内マッサージ、いわゆるムオンタンホテルマッサージである。 場所はホテルの中。 外に怪しい看板は出ていない。 普通にホテル。エレベーター。廊下。4階。 この「ホテル内」という言葉には、不思議な安心感がある。 人はなぜか、ホテルの中にあるだけで少しちゃんとしている気がしてしまう。 だが、それは大きな勘違いである。 場所がホテルでも、向かっている人間の中身がホテル品質とは限らない。 場所 俺は受付で「VIP MASSAGE」を選んだ。 つまり、この時点でもう分かっている。 俺も分かっている。 受付も分かっている。 たぶんホテルの4階の空気も分かっている。 なのに俺は、なぜか紳士の顔をしていた。 「旅行で疲れたので、少しマッサージを」 みたいな顔。 嘘をつくな。 お前は疲労回復だけでVIPという三文字を選んだのか。 肩こりにそんなに課金するタイプだったか。 エレベーターで4階へ上がる。 照明も普通。空気も普通。 だからこそ、俺の中のやましさだけが異常に目立つ。 部屋に入る。

GENPASS 編集 八田
7月7日


Apple Spa ダナン ベトナム
ベトナムはダナンにある韓国系スパ、Apple Spa。 最近できた店らしく、部屋数は少なめ。 6部屋ほどという話もある。 料金は30分1,500,000VND、60分2,000,000VND、90分2,500,000VNDあたり。 韓国式のアカスリ、オイル系のヌルっとしたマッサージ、若めのベトナム人セラピスト、そしてLINEなどで事前予約できる便利さ。 ここまで聞いた俺は思った。 なるほど。これは勝てる。 いつもの悪い癖だ。 場所 ダナンで「Apple Spa」と聞くと、なんだか爽やかである。 果物。清潔。健康。 朝のホテルビュッフェで出てくるカットフルーツ。 少なくとも、俺のような成人男性の煩悩が、 夜のダナンでニヤニヤしながら向かう名前ではない。 だが現実は違う。 名前が爽やかでも、向かっている人間が爽やかとは限らない。 リンゴの箱に、たまに変な芋虫が入っていることもある。 今回の芋虫は俺である。 Apple Spaは事前予約が大事らしい。 部屋数が6部屋しかなく少ないなら、なおさらだ。 LINEで予約しておけば、現地で無駄に待たなくていい。

GENPASS 編集 八田
6月24日


STARKING Massage ホーチミン
ホーチミン1区にある韓国系マッサージ店、STARKING Massage。 韓国人経営で、韓国人のお客さんが多いらしい。 メニューはハングル中心。ただし日本語メニューもある。 料金はコース別で、Aコース(30分)1,000,000VND、Bコース(60分)1,500,000VND、Cコース(90分)2,000,000VNDあたり。 女の子はベトナム人セラピストっぽい。 ここまで事前に調べた俺は思った。 勝った。 今日はもう勝っている。 なぜなら俺は、ちゃんと事前予約をしているからだ。 旅先でフラッと突撃して、受付でモタモタして、よく分からないまま高いコースを選び、あとから「あれ、今の何だった?」とホテルの天井を見つめる時代は終わった。 今日の俺は違う。 予約済み。料金も把握済み。場所も確認済み。 ホーチミンの夜を、Googleカレンダーみたいに管理する男である。 場所 こういう店は事前予約が大事。 待ち時間も少なくなるし、流れもスムーズ。現地で無駄に焦らなくていい。 つまり、スマートに遊べる。 そう。 この時点で俺は完全に調子に乗っていた。...

GENPASS 編集 八田
6月16日


HOT TOC HOANG DUC 床屋置屋 ホーチミン
ホーチミンのNguyễn Phi Khanh通りを歩いていると、数件普通の床屋がある。 本当に普通の床屋だ。 看板が出ていて、ガラス越しに椅子が見えて、鏡があって、ハサミが置いてある。 近所のおじさんが入っていきそうな、どこからどう見ても普通の床屋だ。 でも扉を開けると、女の子が5〜6人いる。 床屋置屋というやつだ。 表は床屋。中身は全然別のもの。 でも偽造のためにハサミがある。鏡がある。整髪料がある。 でも女の子もいる。 ホーチミンには、こういう店がある。 場所 ちょうどY字路のあたり 入ってすぐ、女の子が数人自由な感じにいた。 その中でも1人だけ様子のおかしい子がいた。 謎の被り物をしていた。 頭に何かつけて、もう一人の女の子になにやらちょっかいを出しながら、ニコニコと遊んでいた。 他の子たちが俺を見ている中、その子だけ完全に自分の世界にいた。 で、もう1人の女の子に裏がされるようにして、ようやく俺の存在に気づいた。 目が合った。 「あっ」という顔をして、慌てて外した。 慌てて、ショーアップの列に並んだ。 照れていた。 全力で照れていた。 一

GENPASS 編集 八田
4月28日


VIPマッサージSAKURA ダナン
ダナンの夜って、昼の爽やかさを知っているぶんだけタチが悪い。 昼は海がきれいで、飯もうまくて、街の空気もどこか軽い。 なのに夜になると急に、 「ここまで来たなら、ちょっとくらい夢を見てもいいだろ?」 みたいな顔でこちらを誘惑してくる。 で、その夜の誘惑にきっちり負けて入ったのが、VIPマッサージSAKURA。 特に“VIP”の文字。 この世の男はだいたい、VIPと限定と先着順に弱い。 場所 169 Nguyễn Văn Thoại, An Hải Đông, An Hải, Đà Nẵng 550000 ベトナム 入店してマッサージメニューを見る。結構コースがある。 まず逃したくないのは「ヌルマッサージ」 ローション好きの俺としては見逃せない。 問題はここ、1人だけじゃなく2人とイク豪華なコースがある。 ま、簡単に言うと3Pなんだが、こういう時の男の思考なんて本当に単純だ。 「せっかくだし」 「ここで日和ったら負け」 「ダナンまで来てケチる意味ある?」 だいたいこの三段論法で財布が開く。 何に負けるのかは知らない。 でも男はいつだって、存在しない

GENPASS 編集 八田
3月31日
![たぶん、そういうことだと思っている [最終話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_8e289665467143bdb8ad3f7c0e08712c~mv2.png/v1/fill/w_333,h_250,fp_0.50_0.50,q_35,blur_30,enc_avif,quality_auto/37d521_8e289665467143bdb8ad3f7c0e08712c~mv2.webp)
![たぶん、そういうことだと思っている [最終話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_8e289665467143bdb8ad3f7c0e08712c~mv2.png/v1/fill/w_454,h_341,fp_0.50_0.50,q_95,enc_avif,quality_auto/37d521_8e289665467143bdb8ad3f7c0e08712c~mv2.webp)
たぶん、そういうことだと思っている [最終話]
【第4話】4回目は来なかった ホテルの部屋を出る前に、アオイが言った。 「Mさんって、こういうこと慣れてますよね」 俺は少し笑って、「そうでもない」と答えた。 「絶対嘘だ」 彼女も笑った。えくぼが出た。 「楽しかった」 アオイがドアノブに手をかけながら言った。過去形だった。 その過去形が、少し刺さった。現在進行形じゃない。もう終わったこととして、きちんと括っている。23か24の女が、そういう括り方をする。俺より大人かもしれないと思った瞬間だった。 「俺も」 それだけ返した。 ドアが閉まった。 部屋に一人残って、俺はまた天井を見た。シーツにまだアオイの匂いが残っていた。さっきまでいた人間の気配というのは、消えるのに少し時間がかかる。 シャワーを浴びて、スーツに着替えた。コーヒーを頼んで、資料を開いた。11時からの打ち合わせに向けて、頭を切り替えた。 切り替えられた。 これが出張の現実だ。仕事で来ている。仕事に戻る。それだけのことだ。感傷を引きずるほど、俺は若くない。そう思いながら、シーツを一度だけ見た。 それだけだ。 帰国してから、アオイとは3回会

GENPASS 編集 三好
3月30日
![たぶん、そういうことだと思っている [第3話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_02ec6b553f9c4fc783495b3deafd58e5~mv2.png/v1/fill/w_333,h_250,fp_0.50_0.50,q_35,blur_30,enc_avif,quality_auto/37d521_02ec6b553f9c4fc783495b3deafd58e5~mv2.webp)
![たぶん、そういうことだと思っている [第3話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_02ec6b553f9c4fc783495b3deafd58e5~mv2.png/v1/fill/w_454,h_341,fp_0.50_0.50,q_95,enc_avif,quality_auto/37d521_02ec6b553f9c4fc783495b3deafd58e5~mv2.webp)
たぶん、そういうことだと思っている [第3話]
【第3話】知らない場所の夜 ホテルの部屋に入ると、アオイは窓の外を見た。 夜景が広がっていた。川と、橋と、向こう岸のネオン。悪くない景色だった。俺はミニバーから水を二本取り出して、一本をアオイに渡した。 「ありがとう」 小さな声だった。 アオイはまだ窓の外を見ていた。俺は少し離れた位置に立って、同じ景色を眺めた。隣に立つでもなく、後ろに立つでもなく。この距離感が大事だ。詰めすぎると女は身構える。離れすぎると流れが冷める。 「景色、好きですか」 「うん。こういうの好き」 「どういうの」 「知らない場所の夜、みたいな」 それは少し詩的な言い方だと思った。村上春樹を読んでいた女の言葉らしい、とも思った。俺はアオイの横顔を見た。窓の明かりが横から当たって、鎖骨のあたりに小さな影ができていた。首筋が白い。 俺はゆっくりと隣に立った。 アオイは動かなかった。逃げなかった、ということだ。俺たちはしばらく、同じ夜景を黙って見ていた。肩が触れるか触れないかの距離にある。 「緊張してる?」 「・・・してない」 「嘘だ」 「・・・してる」 正直に言えた。それで十分だっ

GENPASS 編集 三好
3月29日
![たぶん、そういうことだと思っている [第2話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_78475c21d8624ad984c401cb56cad26b~mv2.png/v1/fill/w_333,h_250,fp_0.50_0.50,q_35,blur_30,enc_avif,quality_auto/37d521_78475c21d8624ad984c401cb56cad26b~mv2.webp)
![たぶん、そういうことだと思っている [第2話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_78475c21d8624ad984c401cb56cad26b~mv2.png/v1/fill/w_454,h_341,fp_0.50_0.50,q_95,enc_avif,quality_auto/37d521_78475c21d8624ad984c401cb56cad26b~mv2.webp)
たぶん、そういうことだと思っている [第2話]
【第2話】現地、夜の前 現地に着いたのは午後3時過ぎだった。 空港を出た瞬間、熱気と排気ガスと、どこか甘ったるい屋台の匂いが混ざった空気が顔に当たった。この感覚は何年経っても慣れない。悪くはない。むしろ、これを嗅ぐたびに「来た」という気分になる。 アオイとは空港で別れた。 「じゃあ、夜に」 それだけ言って、俺は迎えの車に乗った。アオイはタクシー乗り場の方へ歩いていった。セミロングの黒髪が人混みの中に消えるのを、バックミラー越しに一瞬だけ見た。 仕事が入っている。当然だ。これは出張だ。 ホテルにチェックインして、シャワーを浴びて、スーツに着替えた。取引先との打ち合わせは4時から2時間。その後、軽く会食が入っている。終わるのは9時過ぎになる見込みだった。 アオイに連絡を入れた。 「9時半に終わる。遅くなるけど大丈夫ですか」 既読がついた。返信まで8分かかった。 「大丈夫です」 その3文字を見て、俺は少し笑った。 打ち合わせに入ると、頭は完全に仕事に切り替わった。これは意識してそうしているわけじゃない。長年の出張で、脳がそういう構造になっているんだと思

GENPASS 編集 三好
3月28日
![たぶん、そういうことだと思っている [第1話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_f9ddc208a2b84358bf01b719dd6a42dc~mv2.png/v1/fill/w_333,h_250,fp_0.50_0.50,q_35,blur_30,enc_avif,quality_auto/37d521_f9ddc208a2b84358bf01b719dd6a42dc~mv2.webp)
![たぶん、そういうことだと思っている [第1話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_f9ddc208a2b84358bf01b719dd6a42dc~mv2.png/v1/fill/w_454,h_341,fp_0.50_0.50,q_95,enc_avif,quality_auto/37d521_f9ddc208a2b84358bf01b719dd6a42dc~mv2.webp)
たぶん、そういうことだと思っている [第1話]
【第1話】隣の気配 搭乗してシートに腰を落とした瞬間、気配がした。 通路側に座った俺の左、窓際に女が滑り込んできた。 セミロングの黒髪。白いブラウス。158センチ前後、体重は40台後半といったところか。 顔は整っている。化粧は薄め。いわゆる「作った美人」じゃない。素のまま可愛い、という種類の女だった。 年齢は23か24。せいぜい25。 俺は視線を戻してスマホの資料に目を落とした。動かない。これが鉄則だ。 出張は慣れている。4大商社の自動車部門に入って15年近く、アジア・欧州を行き来し続けてきた。たいていは部下の山田を連れていく。奴がいると雑務を任せられて楽なのだが、今回は別件で飛ばせた。久しぶりの一人出張だった。 一人の出張は嫌いじゃない。誰の目も気にしなくていい。空港のラウンジでコーヒーを一杯飲んで、資料を眺めて、搭乗する。それだけの時間が、妙に好きだった。日常の重力から少しだけ解き放たれる感覚がある。 機内が動き始めた頃、隣の女がシートベルトの金具を探してもたついていた。 俺は何も言わなかった。 手伝うのは簡単だ。でも簡単すぎる動きは、薄い。

GENPASS 編集 三好
3月27日


Spa Linh Cherry ホーチミン 漫画Ver.
ホーチミンにある Spa Linh Cherry。 名前だけ聞いたら完全に普通のスパだ。 でも「Cherry」とか「Linh」とか、そういう名前のスパに限って、男の想定外を静かに連れてくる。 1 2 3 4 5 6 [関連記事] この漫画の記事は、公開した記事が原作となっています。⇒ Spa Linh Cherry ホーチミン

GENPASS 編集部 漫画担当
3月19日


Spa Linh Cherry ホーチミン
ホーチミンには、ちゃんとして見える場所ほど静かに危ない、という法則がある。 Spa Linh Cherry。 名前だけ聞いたら完全に普通のスパだ。でも「Cherry」とか「Linh」とか、そういう名前のスパに限って、男の想定外を静かに連れてくる。 場所 4D2 Thái Văn Lung, Bến Nghé, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh, ベトナム Grabで「Spa Linh Cherry」と入れれば一発で着く。 運転手がちょっとニヤッとした気がしたが、気のせいだろう。たぶん。 受付は清潔。スタッフは静かで落ち着いている。 価格は2,000,000VND。 ベトナムにしては高い方だと思う。その分期待値が上がる。 数人の女の子が出てくる。 最初の子。うーん。 次の子。うーん。 その次の子。うーーーん。 だが。最後の子。 キターーー!!!! はい。来ました。小柄。黒髪。目がクリッとした笑うと目が消えるタイプ。 ベトナム人独特の、素朴さと色気が同居している顔立ち。 間違いない。俺、この子に決めた。即決。迷いゼロ。 ただ

GENPASS 編集 八田
3月18日
bottom of page
