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HOT TOC HOANG DUC 床屋置屋 ホーチミン

  • 執筆者の写真: GENPASS 編集 八田
    GENPASS 編集 八田
  • 4月28日
  • 読了時間: 5分


ホーチミンのNguyễn Phi Khanh通りを歩いていると、数件普通の床屋がある。

本当に普通の床屋だ。

看板が出ていて、ガラス越しに椅子が見えて、鏡があって、ハサミが置いてある。

近所のおじさんが入っていきそうな、どこからどう見ても普通の床屋だ。

でも扉を開けると、女の子が5〜6人いる。

床屋置屋というやつだ。

表は床屋。中身は全然別のもの。

でも偽造のためにハサミがある。鏡がある。整髪料がある。

でも女の子もいる。 ホーチミンには、こういう店がある。



場所

ちょうどY字路のあたり



入ってすぐ、女の子が数人自由な感じにいた。

その中でも1人だけ様子のおかしい子がいた。

謎の被り物をしていた。

頭に何かつけて、もう一人の女の子になにやらちょっかいを出しながら、ニコニコと遊んでいた。

他の子たちが俺を見ている中、その子だけ完全に自分の世界にいた。

で、もう1人の女の子に裏がされるようにして、ようやく俺の存在に気づいた。

目が合った。

「あっ」という顔をして、慌てて外した。

慌てて、ショーアップの列に並んだ。

照れていた。

全力で照れていた。

一人だけ耳まで赤くなっていた。

よし、この子にしよう。

即決だった。



価格は500,000VND。

2階の個室に案内された。

施術台に座って待っていたら、女の子が後ろからケープをかけてきた。

床屋のケープだ。

なぜある。なぜここにある。あ、擬装用か。

床屋のように首にかけてくる。

スマホを取り出して、翻訳画面を見せてきた。


「今日はどんな髪型にしましょうか」


……え?

顔を上げると、女の子がニコニコしている。

「ジョーク。ジョーク。」

ここに誕生した。偽装理容師。

床屋置屋の中で、さらに床屋を偽装してくる女がいた。

偽装の中の偽装。二重偽装だ。ホーチミン恐るべし。



施術が始まった。

まず強さを確認してきた。

スマホ翻訳で「強さはどれくらいがいい? ★1〜★5」。

★5を指した。

女の子がスマホを受け取って、★5を確認して、こっちを見た。

親指を立てた。

「グッ。」

声に出して言った。


本当に「グッ」と声に出して、親指を立てながら言った。

声だけ「グッ」と出して、たいして押せてないタイプかと思ったら、意外と一生懸命だった。

何かのサービス業の鑑みたいな確認の取り方だった。

なんか面白いヤツだった。


施術が進むと、俺の腕をたまにポンポンと叩いてくる。

理由がわからない。定期的に来る。

3回目まで来たとき、さすがに理由を考えた。

励ましか。リズムか。癖か。

2秒考えて、やめた。

たぶんこの子、純粋に俺の体で楽しんでいるんだと思う。たぶん。

いやな気持にならなかったので、とりあえず放置。


そして目が合うと逸らす。

でも2秒後にまたこっちを見てくる。

また逸らす。また見てくる。また逸らす。

それを何度も繰り返す。

シャイだけど、こっちを見たくて仕方がない。

かわいいっていうか、おかしいっていうか、

なんかいいっていうか、かわいいっていうか、

おかしいっていうか…


早く、本番に入れぃ!!


で、シモの施術も佳境に入ったころ。

俺は当然、下が完全にすっぽんぽんの状態だ。

女の子がスマホを取り出した。

翻訳画面を見せてきた。


「どんな髪型にしましょうか」


……また来た。

でも、照れ隠しのこの感じがなんかいい。

俺が昇天しそうなタイミングで、まだイクなの意味なのか。

このタイミングを、ずっと狙っていたのか。

一番無防備なときを、完璧に選んでくる。



無事、シモの施術終了。

女の子が口の中に出されたものをふき取りながら、ちらっとこっちを見る。

目が合う。逸らす。また見る。逸らす。

最後まで同じだった。

シャイで、おちゃめで、目を逸らして、

でもずっと楽しそうにしていた偽装理容師が、照れながら立っている。



部屋を出て下の階に降りようとしたとき、下から音がした。


チョキチョキチョキ。


……ハサミの音だ。

え!? 偽装床屋でしょ?

1階に降りてみた。

オーナーのおじさんが、近所のおじさんの髪を普通に切っていた。

本物の散髪が行われていた。

あとでわかった話だが、暇なときは、偽造のために用意しているハサミで、

たまに近所の人の髪や、自分自身の髪をタダで切ってあげているらしい。



俺が2階で何をしていたか、1階では誰も気にしていなかった。

おじさんの手は止まらない。チョキチョキチョキ。

散髪される側のおじさんも、俺のことなど見ていない。

まさに床屋の日常だった。


おじさんが俺に気づいて、振り返り俺を見て言った。


「髪、切っていく?」


ジョーク。もーわかっている。

俺はジョークで負けじと言い返した。


「じゃ、下の髪を七三に

整えてもらおうかな。」


ジョーク返し。

おじさんが「ハッハッハ」と笑った。

おじさんには通じた。

だが、後ろから声がした。

さっきの偽装理容師の女の子だった。


「じゃ、2回戦ね。」


俺の裾を掴み、2階に連れていこうとした。


Noーーーー!!!!


このシャイな子、こっちが一番無防備なときを狙ってくる。



【HOT TOC HOANG DUC/基本情報】

場所:Nguyễn Phi Khanh通り(ホーチミン)

料金:500,000VND

サービス:基本は口。交渉次第で本番も可能。

女性:5〜6人、20代中心

・外観は完全に普通の床屋。迷わず入ること。

・スマホ翻訳がコミュニケーションのすべて。使いこなせ。

・ジョークには、ジョークで返せ。下の髪の七三は自己責任で。


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