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![何度目の青空か? [最終話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_4541099675f94b9395b251b2980d8068~mv2.png/v1/fill/w_333,h_250,fp_0.50_0.50,q_35,blur_30,enc_avif,quality_auto/37d521_4541099675f94b9395b251b2980d8068~mv2.webp)
![何度目の青空か? [最終話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_4541099675f94b9395b251b2980d8068~mv2.png/v1/fill/w_454,h_341,fp_0.50_0.50,q_95,enc_avif,quality_auto/37d521_4541099675f94b9395b251b2980d8068~mv2.webp)
何度目の青空か? [最終話]
【最終話】 何度目の青空か? 翌朝、ホテルを出て路地を歩いていたとき、スマホの画面に目を落とした。 一歩分、歩みが遅れた。 直後、数歩前の石畳に花鉢が砕けた。 音が先だった。 陶器が石畳に叩きつけられる、鈍い音。 立ち止まって見た。 破片と土が靴先まで散っていた。 頭上を見上げた。 三階の手すりに、空の鉢台だけが残っていた。 人影はなかった。 歩みを緩めていなければ、頭上に落ちていた位置だった。 ゆっくりとしゃがんで、破片の一つを拾った。 素焼きの欠片。 風で落ちる角度ではなかった。 三好は破片を石畳に戻し、上着のホコリを払った。 命を狙われた、ということだ。 今日エドゥアルドに会いに行く理由が一つ増えた。 タクシーを拾った。 エドゥアルド・田中のオフィスは、イタイン・ビビ地区の高層ビルの上階にあった。 会議室に通され、まず条件の話を続けた。 サプライチェーンの詳細。 納期と仕様の確認。数字の精査。 エドゥアルドは終始、手慣れていた。 話が速く、論点が明確で、無駄な言葉がなかった。 ビジネスマンとして、いい相手だった。 それは最初から変わっていな

GENPASS 編集 三好
9月7日
![何度目の青空か? [第3話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_0b5894685f0d424aa6dbf862b73e5440~mv2.png/v1/fill/w_333,h_250,fp_0.50_0.50,q_35,blur_30,enc_avif,quality_auto/37d521_0b5894685f0d424aa6dbf862b73e5440~mv2.webp)
![何度目の青空か? [第3話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_0b5894685f0d424aa6dbf862b73e5440~mv2.png/v1/fill/w_454,h_341,fp_0.50_0.50,q_95,enc_avif,quality_auto/37d521_0b5894685f0d424aa6dbf862b73e5440~mv2.webp)
何度目の青空か? [第3話]
【第3話】 わからない 渡辺から連絡があったのは、翌朝のことだった。 窓の外には青空が広がっていた。 「続きを話す。今日また会えるか」—— 日本語のメッセージが短く届いた。 三好はルイーザに電話した。 「渡辺さんから連絡があった。今日また会えるか、と」。 脅迫状のことは、まだ言わなかった。 「行きます」と彼女はすぐに答えた。 昼過ぎに、ルイーザと合流してリベルダーデへ向かった。 地下鉄を降りて路地に入ったとき、首の後ろに何かを感じた。 視線だとすぐにわかった。 さりげなく後ろを確認すると、 赤いポロシャツを着た男が、同じ距離を保ったまま歩いていた。 「まっすぐ向いたまま聞いてください」 と三好はルイーザに小声で言った。 「今、尾行されています」 ルイーザが振り返りかけた。 「見ちゃダメです」 と三好はすぐに言った。 「え、本当ですか」 「次の角を曲がったら全速力で走ってください」 角が見えた。 二人で曲がった瞬間、三好は走り出した。 ルイーザも遅れずについてきた。 路地をもう一本曲がって、古い建物の陰に体を押し込んだ。 ルイーザが隣に滑り込んだ。

GENPASS 編集 三好
9月6日
![何度目の青空か? [第2話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_13399515ef0a475fb32e84fbe2ae3e2e~mv2.png/v1/fill/w_333,h_250,fp_0.50_0.50,q_35,blur_30,enc_avif,quality_auto/37d521_13399515ef0a475fb32e84fbe2ae3e2e~mv2.webp)
![何度目の青空か? [第2話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_13399515ef0a475fb32e84fbe2ae3e2e~mv2.png/v1/fill/w_454,h_341,fp_0.50_0.50,q_95,enc_avif,quality_auto/37d521_13399515ef0a475fb32e84fbe2ae3e2e~mv2.webp)
何度目の青空か? [第2話]
【第2話】 逃げていない 翌朝、目が覚めると、窓の外には青空が広がっていた。 サンパウロの空はまた、どこまでも青かった。 「田中は嘘をついた。高橋さんは何も悪いことをしていなかった」 老人の言葉を英語に直して伝えると、ルイーザは黙った。 声が揺れなかった。 表情が、少しだけ変わった。 ほんの一瞬、何か大切なものを確かめる顔をした。 それからまた、静かな顔に戻った。 「高橋は、私の祖父の名前です」 「でも、高橋という苗字は——」 と三好は言いかけた。 「渡辺義雄という名前が、祖母の手紙にありました」 とルイーザは続けた。 「だから来た。その人に会いに来た」 立ち去るつもりはないようだった。 老人に話を聞かせてほしいと言った。三好を見た。 「通訳してもらえますか」と続けた。 通訳。三好はその言葉を一瞬考えた。 明日も商談があった。夜は早く寝るつもりだった。 今夜のことはすでに「仕事以外」の領域に入りかけていた。 それでも、断ってはいけないような空気があった。 ルイーザは答えを待っていた。 渡辺老人は最初、頑なだった。 ルイーザがポルトガル語で話しかけ

GENPASS 編集 三好
9月5日
![何度目の青空か? [第1話 / 全4話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_a1580ab2892f476fb74c9ebbed4e2a56~mv2.png/v1/fill/w_333,h_250,fp_0.50_0.50,q_35,blur_30,enc_avif,quality_auto/37d521_a1580ab2892f476fb74c9ebbed4e2a56~mv2.webp)
![何度目の青空か? [第1話 / 全4話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_a1580ab2892f476fb74c9ebbed4e2a56~mv2.png/v1/fill/w_454,h_341,fp_0.50_0.50,q_95,enc_avif,quality_auto/37d521_a1580ab2892f476fb74c9ebbed4e2a56~mv2.webp)
何度目の青空か? [第1話 / 全4話]
【第1話】 何かを追っている目だった サンパウロに降りたのは、現地時間の午後3時過ぎだった。 グアルーリョス国際空港から市内まで、渋滞で1時間以上かかった。 窓の外に超高層ビルが続いた。 東京に似ているが、密度が違う。 コンクリートの塊が、地平線の向こうまで広がっていた。 その上に、青空が広がっていた。 コンクリートに押し込まれた街の上だけが、遮るものなく青かった。 人口2200万。南米最大の都市。 これほどの規模の街が、なぜか知られていない。 ブラジルといえばリオデジャネイロ。 コパカバーナ、カーニバル、サンバ。 サンパウロは違う。働く街だ。稼ぐ街だ。 日本でいえば東京で、リオは京都か沖縄か—— そういう街だと着陸前に読み直した資料に書いてあった。 Fasano São Pauloにチェックインした。 ジャルジンス地区の静かな通りに面したホテルだ。 1920年代のヨーロッパを意識したクラシックな内装。 高い天井、重厚な家具、廊下の灯りが低く落ち着いていた。 部屋に入ると、窓の外にジャカランダの木が見えた。 紫の花が夕暮れの光を受けていた。 その

GENPASS 編集 三好
9月4日


高級住宅街に一軒だけ沈む「Bahamas Club」で出会った、甘い日本語で男を骨抜きにする極上美女
サンパウロって、実は標高800メートルの高原に広がる街なんだよね。 だから海辺のリオとは違って、夜風が思いのほか乾いていて冷たい。 上着なしで調子に乗って出歩くと、たいてい後悔することになる。 向かったのはモエマ(Moema)エリア。 高層マンションとオシャレなレストランが立ち並ぶ、南部の高級住宅街だ。 ギラギラした歓楽街を勝手に想像していた俺は、見事に肩透かしを食らった。 怪しげなネオンなんて、ひとつも灯っていない。 静まり返った住宅街の路地に、明らかに毛色の違う茶色い巨大な建物が、ぬっと構えているだけ。 ここが、サンパウロの夜の象徴と呼ばれる大人向けクラブ「Bahamas Club(バハマス・クラブ)」だ。 場所 「せっかくだからサンパウロの夜の街を調査しておこう」なんて、 誰に言い訳するでもない使い古された免罪符を心の中で掲げ、俺は一人で繰り出した。 男性は入口で入場料とミニマムチャージを払うシステム。 つまり、扉をくぐった瞬間から俺の財布は順調に出血しているわけだ。 だがしかし、世の中そう甘くはない。 広い店内を一人で冷やかしてまわる

GENPASS 匿名協力記者
8月18日


Termas Caribbean Sul リオデジャネイロ
リオデジャネイロの支店へ、出張へ度々行くようになり 3度目は後輩も同行することに。 リオデジャネイロの夜に迷い込んだ俺は、カリオカの陽気さに飲み込まれた。 出張5日目。 サンパウロでの仕事を終え、次の目的地はリオデジャネイロ。 「ブラジルを知りたいなら、リオにも行かないと。」 現地の取引先にそう言われ、その言葉を信じて飛行機に乗った。 後輩は窓からコパカバーナの海岸が見えた瞬間、 「先輩、もう景色が反則ですよ。」 と興奮気味。 確かにそうだった。 白い砂浜、青い海、ヤシの木、そしてジョギングをする健康的な人たち。 街全体が映画のワンシーンのようだった。 夜になると、リオは昼とは別人になる。 旧市街に向かい歩いていると ライブバーからはサンバが流れ、通りには笑顔の人々。 サンパウロが大都会なら、リオは街全体がお祭り会場だ。 「今日は軽く一杯だけ。」 そう言って店に入ったはずなのに、その言葉を守れた試しはない。 カイピリーニャを一杯。 もう一杯。 気付けばテーブルには見知らぬブラジル人まで混ざっていた。 「日本人か!」 「乾杯しよう!」 言葉なんてほ

GENPASS 匿名協力記者
8月6日


サンパウロの夜に迷い込んだ俺は、ボアッチの魔力にやられた
出張 4 日目。 昼は商談、夜はホテルでおとなしく休む。 そんなちゃんとした予定のはずだ ったが、 日本から後輩が出向しに来たので帰り際にぽつんと一言だけ残した。 「サンパウロを知らないなら、一回だけボアッチに行ってみなよ。」 ブラジルは白人、黒人、アジア人、インディアンと 多様な人種の可愛く健康的な女の子に出会えるだけでなく セッ〇スにも前向きな女の子が多い土地柄で ディスコのナンパもありなのだが ブラジルのボアッチはかわいい女の子が多く 即席でやるには手取り速い。 ボアッチに行く前にツレにブラジルの良さを聞いてみた 「音楽がいいんです」 との解答。 俺は首を振って「それだけじゃない」と返した。 その"それだけじゃない"って言葉が、やけに頭に残ったらしく 結局、その夜の俺たちはタクシーに乗っていた。 向かったのは、サンパウロでも夜遊び好きが集まるエリア。 店名・場所:CASARÃO AUGUSTA 高層ビルの間にネオンが浮かんでいて、昼間とはまるで別の街みたいに見える。 週末の空気は熱っぽくて、通りを歩く人の顔までなんだか浮かれていた。...

GENPASS 匿名協力記者
7月16日


ブラジル・サンパウロの熱い夜 ボアッチScandallo Lounge
ブラジルでも熱い体験をしたいと思い、オレは、サンパウロまで来た。 初サンパウロ体験。一日を何となく過ごし、夕刻、ホテルに戻り、眠りに落ちた。 サンパウロは非常に蒸し暑く、熱気が肌にまとわりついてくる。いささか肌に重さを感じ疲れたんだろうか、オレは、普段もあまりすることのない熟睡をしてしまった……。 いかん。このままでは、ブラジルでの大人の体験をやり過ごしてしまうところだった。オレは、慌てて白いシャツを素肌に着て、ミントキャンディーをポケットに押し込み飛び出して行った。 いざ、ボアッチScandallo Loungeへ 目指すは、情熱的女たちが屯するボアッチだ。リサーチした結果決めたScandallo Loungeである。 場所はココ ボアッチとは、日本で言えばナイトクラブのようなもの。ブラジルで世遊びができるスポットのことだ。 夜遊びと言ってもいろいろタイプがあるが。オレが求めているのは、日本でもできない熱い熱いセクシャルな体験である。 サンパウロはこんなオレを、両手をあげて歓迎してくれるのだろうか……。 ...

GENPASS 匿名協力記者
4月1日
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