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アラ・モアナエリアAngel relaxation spaの俺の性体験
ある日、突然妻が言う。 「ねえ、ハワイへ行きましょうよ」と。 ハワイ その一言でハワイ行きは決定した。 俺たちは、セッ〇スレスなのだ。 もうお互い飽きちゃってる……。かと言って別れる気持ちも毛頭ない。 ハワイでも妻とは別行動だった。 俺は俺で途方に暮れた結果、たどり着いたのが、ホノルルのアラ・モアナエリアAngel relaxation spaだった。 アラ・モアナエリアAngel relaxation spa 場所はここだ。 お店は、ハワイの雰囲気にも馴染み、入ることになんの抵抗もない。 洗体なんてはじめての体験だ。 200ドル支払った。 金髪の女の子にマッサージしてもらえるのもはじめての体験だった。細身のボディライン。結構、カワユく、ピチピチギャルだ。こんなパツキンにマッサージしてもらえるなんて、200ドルなんてホント安いと言っていいだろう。 ただし、ハワイの風俗にも次の扉がある。決して、200ドルで済む問題ではない。 泡が俺を包む 彼女は日本語を喋ることができた。 ペラペラで目を閉じれば、恵比

GENPASS 匿名協力記者
7月23日
![シンクロニシティ [最終話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_1c792288e9c343939a379fceff923f4d~mv2.png/v1/fill/w_333,h_250,fp_0.50_0.50,q_35,blur_30,enc_avif,quality_auto/37d521_1c792288e9c343939a379fceff923f4d~mv2.webp)
![シンクロニシティ [最終話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_1c792288e9c343939a379fceff923f4d~mv2.png/v1/fill/w_454,h_341,fp_0.50_0.50,q_95,enc_avif,quality_auto/37d521_1c792288e9c343939a379fceff923f4d~mv2.webp)
シンクロニシティ [最終話]
【最終話】 シンクロニシティ 1ヶ月後、東京で会った。 場所は代官山のIvy Placeにした。 泉町にある古い建物で、外壁をツタが覆っている。 夜はテラスに出ると、照らされた木々が見えた。 ヨーロッパのビストロを少しだけ東京に翻訳したような店で、騒々しくなく、気取りすぎてもいない。 特に理由はなかった。 代官山なら七瀬が来やすいと思っただけだった。 七瀬は時間通りに来た。 薄いベージュのセーターに、細いパンツだった。 カメラバッグは持っていなかった。 首にカメラを提げていない七瀬は、少し違う人に見えた。 デトロイトで廃墟を撮っていたときの顔でも、ヒューストンの嵐の夜の顔でもない。 東京の七瀬だった。 「久しぶりですね」と七瀬は言った。 「1ヶ月ぶりですね」 「早いですか」 「そうでもないですね」と俺は言った。 嘘ではなかった。 少しだけ声が低かった。 東京では、七瀬の声がデトロイトより少し低く聞こえた。 ハリケーンの夜に聞いた声でもなく、深夜のホテルの部屋で聞いた声でもない。 普通の声だった。 七瀬が席に着いた。 メニューを開いた。 会話は弾ん

GENPASS 編集 三好
6月29日
![シンクロニシティ [第5話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_76e271e16af747f58753a5fe296cbbc4~mv2.png/v1/fill/w_333,h_250,fp_0.50_0.50,q_35,blur_30,enc_avif,quality_auto/37d521_76e271e16af747f58753a5fe296cbbc4~mv2.webp)
![シンクロニシティ [第5話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_76e271e16af747f58753a5fe296cbbc4~mv2.png/v1/fill/w_454,h_341,fp_0.50_0.50,q_95,enc_avif,quality_auto/37d521_76e271e16af747f58753a5fe296cbbc4~mv2.webp)
シンクロニシティ [第5話]
【第5話】 もう一度、指先が Selden Standardは、ミッドタウンにある。 2013年開業、James Beard財団のノミネートを複数回受けているファームトゥテーブルのレストランだ。 木と漆喰とレンガが混在した内装は工業的でミニマルだが、温かみがある。 席に着くと、地元の農家と生産者の名前が黒板に書かれている。 入ったとき、この店を選んだのは特に理由がなかった。 ホテルから歩ける距離で、評判がよかった。 それだけだった。 窓際の席に七瀬がいた。 カメラを隣の椅子に置いて、メニューを見ていた。 気づいた。目が合った。 どちらも、最初は何も言わなかった。 俺が席に案内されたのは、七瀬のテーブルの隣だった。 偶然だった。 偶然しかありえなかった。 「デトロイトも一緒ですね」と七瀬が言った。 「そうですね」 「信じられますか、これ」 「信じるしかないですね」 七瀬が笑った。 ヒューストンのバーで聞いた笑いと、同じ温度をしていた。 「隣に来ませんか」と七瀬は言った。 「一人で食べるより、話した方がいいと思って」 「そうですね」 席を移した。..

GENPASS 編集 三好
6月29日
![シンクロニシティ [第4話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_91f617a76c074aab8bec08a8fcc62b47~mv2.png/v1/fill/w_333,h_250,fp_0.50_0.50,q_35,blur_30,enc_avif,quality_auto/37d521_91f617a76c074aab8bec08a8fcc62b47~mv2.webp)
![シンクロニシティ [第4話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_91f617a76c074aab8bec08a8fcc62b47~mv2.png/v1/fill/w_454,h_341,fp_0.50_0.50,q_95,enc_avif,quality_auto/37d521_91f617a76c074aab8bec08a8fcc62b47~mv2.webp)
シンクロニシティ [第4話]
【第4話】 モーター・シティ デトロイトの空港に降り立ったのは、午前10時だった。 空港からダウンタウンへ向かった。 タクシーの窓から、デトロイトが入ってきた。 かつてアメリカ最大の自動車産業都市だった街は、 1950年代のピーク時に180万人いた人口が、今は70万人を切っている。 廃墟になったビルが風景の中にある。 でも同時に、再開発が進んでいる街区もある。 解体された工場跡に、スタジオやカフェが入っている。 ガラスの塔と、蔦の絡まった廃ビルが、同じ通りに並んでいる。 ふたつの街が、同じ地図の上に存在していた。 更地もあった。 かつてビルが建っていた場所が、今は空き地になっていた。 何も生えていない平らな地面に、雑草だけがあった。 撤去されたのか、燃えたのか、ただ朽ちたのか。 東京なら翌月には別の何かが建っている。 デトロイトは、そのままにしておく。 そこにあった痕跡を、消さずに残しておく。 七瀬が撮りに来たのは、そういうことかもしれない、と思った。 七瀬が撮りに来たのはわかる、と思った。 ヒューストンで「なくなる前に残しておきたいんです」と言

GENPASS 編集 三好
6月28日
![シンクロニシティ [第3話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_4ac15fc875d4451fb816cbc21824d326~mv2.png/v1/fill/w_333,h_250,fp_0.50_0.50,q_35,blur_30,enc_avif,quality_auto/37d521_4ac15fc875d4451fb816cbc21824d326~mv2.webp)
![シンクロニシティ [第3話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_4ac15fc875d4451fb816cbc21824d326~mv2.png/v1/fill/w_454,h_341,fp_0.50_0.50,q_95,enc_avif,quality_auto/37d521_4ac15fc875d4451fb816cbc21824d326~mv2.webp)
シンクロニシティ [第3話]
【第3話】 嵐の外 翌日もハリケーンは去らなかった。 起きてカーテンを開けると、窓の向こうに昨日と同じ空があった。 空港の誘導灯が、昼なのに点灯していた。 滑走路には飛行機が並んでいるが、どれも動いていなかった。 廊下に出た。 七瀬が廊下の窓の前に立っていた。 カメラを首から提げて、外を向いていた。 スウェットの上にデニムジャケットを羽織っていた。 昨日と違う顔をしていた。 空港のカウンターで言い合いをしていたときでも、バーで飲んでいたときでもない。 撮っているときの顔だった。 「撮れましたか」と声をかけた。 振り返った。「少し」と言って、カメラの液晶を向けてきた。 嵐の空港だった。 ガラス越しに撮った写真は、空港をまったく別のものにしていた。誘導灯が雨の中でにじんで、ターミナルのシルエットが霞んで、飛べない飛行機が暗がりの中に浮いていた。廃墟のように見えた。でも廃墟ではなかった。ただ、嵐の中にある空港だった。 「上手いですね」と俺は言った。 「お世辞ですか」 「いえ」 七瀬がカメラを戻した。「廃墟に見えますか」 「見えます」...

GENPASS 編集 三好
6月28日
![シンクロニシティ [第2話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_d29f4f24234c44679b0977a7065faee9~mv2.png/v1/fill/w_333,h_250,fp_0.50_0.50,q_35,blur_30,enc_avif,quality_auto/37d521_d29f4f24234c44679b0977a7065faee9~mv2.webp)
![シンクロニシティ [第2話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_d29f4f24234c44679b0977a7065faee9~mv2.png/v1/fill/w_454,h_341,fp_0.50_0.50,q_95,enc_avif,quality_auto/37d521_d29f4f24234c44679b0977a7065faee9~mv2.webp)
シンクロニシティ [第2話]
【第2話】 オールドファッションド 1時間後、七瀬がバーに現れた。 空港で見たときとは別人のような顔をしていた。 トレンチコートの代わりに落ち着いたカーディガンを羽織っていて、黒髪をまとめ直していた。 疲れはまだ顔に残っていたが、さっきまでのぴりぴりした緊張感は消えていた。 シャワーを浴びてきたのがわかった。 「お待たせしました」と七瀬は言った。 「いえ」 七瀬はバーボンのオールドファッションドを頼んだ。 Napa & Ryeはホテルの1階にある。 カウンターと数脚の椅子、奥にテーブルが並んだ小さなバーだ。 空港ホテルのバーにしては落ち着いた内装で、琥珀色の照明の中にウイスキーのボトルが並んでいた。 ワインリストも充実している。 ただ今夜は、この店にいる客の誰も、そんなことを確認する余裕を持っていなかった。 「飲めるんですね」と俺は言った。 「ハリケーンのときくらい飲まないと」と七瀬は言った。 俺はマンハッタンを頼んだ。 バーテンダーがグラスを置いた。 七瀬がひと口飲んだ。 肩の力が、少し抜けた。 それまで空港でずっと張っていたものが、ここで初め

GENPASS 編集 三好
6月27日
![シンクロニシティ [第1話/全6話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_6567196317ff4a6696081c46c9cf6517~mv2.png/v1/fill/w_333,h_250,fp_0.50_0.50,q_35,blur_30,enc_avif,quality_auto/37d521_6567196317ff4a6696081c46c9cf6517~mv2.webp)
![シンクロニシティ [第1話/全6話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_6567196317ff4a6696081c46c9cf6517~mv2.png/v1/fill/w_454,h_341,fp_0.50_0.50,q_95,enc_avif,quality_auto/37d521_6567196317ff4a6696081c46c9cf6517~mv2.webp)
シンクロニシティ [第1話/全6話]
【第1話】 ハリケーンの前 ハリケーンが来ていた。 ヒューストン・ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港の出発フロアは、いつもと違う音をしていた。 アナウンスが途切れることなく流れ、カウンターに列が殺到し、フライトボードの「CANCELLED」が増え続けていた。 さっきまで30便だったのが、10分で40便になった。 人が動くたびにスーツケースがぶつかり合い、子どもが泣き、老人が壁際でスマホを握りしめていた。 俺のデトロイト行きの便も、30分前にキャンセルになった。 ハリケーン・ルイーズ。カテゴリー3。 テキサス湾岸に向けて北上中。 National Hurricane Centerが「48時間以内に上陸」と発表してから、空港の空気が変わった。 滑走路は閉鎖になり、全便が止まった。 行き場を失った乗客がカウンターに押し寄せた。 カウンターで手続きを終えて、次の便の空きを確認した。 乗れる便は最短でも明後日だった。 ホテルの手配を考え始めたそのとき、気がついた。 列が、動いていない女がいた。 カウンターの右端。4番レーンだった。...

GENPASS 編集 三好
6月26日
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