カラオケAGEHA バンコク


完璧でない方が、エロス心をそそられる説。
クラスNo.1美女よりも、バカ話もできる女友達とふざけていて
スカートからこぼれた太ももにドキッとした経験。
人気女優がついに脱いで見事な裸体を見せるより、
地味な後輩が落とした携帯を拾おうとして一瞬みえた小ぶりな胸の谷間を尊く感じられる現象。
俺はこの傾向が強い。
といってもペタジーニの奥さんのようなアウトコース打ちではない。
少し外す程度が良い。
タイの夜遊びも同じ。
友人は “東南アジアの女?” と言う。
最近のタイ女性はSNSの影響でレベルが上がっている。
でも本当の魅力は、可愛いけどゆるさがあるところ。
タニヤという日本街がある。
カラオケという飲み屋が密集。
1時間700バーツ(3000円程)のセットで飲め、
出会って1時間で相手のお持ち帰りもできる、“夜のいきなりステーキ”だ。
“できあがった遊び”と言う人もいる。
だが、キャリアウーマンのスーツ姿にパンティーラインが浮かぶこともある。
予定調和だからこそ、崩れた時が面白い。
場所:62/6 ,Soi, Thaniya Rd, Bang Rak, Bangkok 10500 タイ
「アゲハ」はモデル系の娘もいた店。
最近はおとなしめの娘や地方出身の娘が多い。
でもそれが、俺の“少し外す”方針にぴったりだ。
店に入り、並ぶ40名ほどの嬢と対面。
太ももや胸の谷間が見える娘たちがこちらに熱い視線を送り
“まるでスケベの宝石箱や~”と圧倒される。
気分は女子校で朝礼をする新人男性教師だ。
「日本語できる娘~?」と聞きながらチェック。
コツは、見た目が好みでも、反応が薄い娘、スマホをいじる娘は選ばないこと。
雪山に残る動物の足跡の下にクレバスはない。
小さなヒントを見逃すな!
すると、最近の露出狂みたいなZ世代ギャルが履いている、
ひだひだがあってワカメちゃんみたいに短い花柄スカートなのに、
上は肩から左右にパットが伸びる変なブラウスの娘がいた。
江戸の武士のかみしもみたいな服。
ミニスカ遠山の金さんかよ。
でも、これは高ポイント。
同調圧力の強い女の世界で浮いたコーデの娘は、
エロスの扉のネジも緩い可能性が高い。
むっちり脚や、胸の豊かさも、
ロシア兵を狙うドローンばりに観測するのも忘れていない。
名前はベル。
明るい金色と黒が混じる髪で、丸顔だがきれいな顔立ち。
日本語も60%ほど。
でも発音がかなり変。
「そだよー」という感じ。
ベルは、ソファに沈んだ勢いでバランスを崩し、
タイ人にしては白い内ももがあらわになり、あわてていた。
乾杯しトーク。
田舎から来て洋服販売をしたがダメで、この店に今月入ったという。
Youtubeの音楽やアニメで日本語を覚えたそうだ。

さあ攻めよう。
南部の娘にはピピ島のエメラルドグリーンの海を褒め、
東北の娘なら“コップンカップ”(ありがとう)ではなく
方言で“コプチャイ”(あんがとー)と返すと、心をつかむ。
獲物の習性を読む俺は、夜のマタギだ。
ところが、どこ出身?と聞いた俺に、
ベルは「パヤオ⤴」と言った。
は?パヤオ?
それはどこの天空の城だ?
いきなりの変化球にポニョー!!と叫びたくなる。
どこ?と聞くと、北部チェンマイの隣の県らしい。
それなら「チェンマイです」でいいだろ
埼玉名誉都民だった俺はうなる。
しかしパヤオ県でも山の方で、
「子どもの時、電話ないダッタ。」という。
バンコクへ働きに出た叔母と話すときは、
村長の家に一台だけ固定電話があったので、
家族全員が呼ばれたそうだ。
川に水を汲みにいくのが日課で、村を出るのに許可証まであったとか。
これは驚いた。
タイの翔んで埼玉、揉んで金玉だ。
ベルがバンコクに馴染めないわけがわかる。
どんな村?と聞くと、ニヤニヤと語った。
「隣のおばさん、アソコにキュウリ入って、とれないから病院行くヨ。
転んだだって。ベル、今は本当のことわかる」
そんなこと聞いてないよ!
でも「俺のキュウリで病院行く?」と返すと、
ベルは「ゔわー」と両手で覆った顔を振る。
彼女の胸がぶるんと残像のように見える。
幼なじみの女の子とワチャワチャしてるみたいだ。
「あなた、結婚アルカ?」と聞かれ、
中川家かゼンジー北京かよ!
と思いつつ「彼女もいない」と返すと、
ベルは「…さびしい」とつぶやく。
故郷を離れ都会の安アパートに一人住む自分と重ねたかと思うと、いじらしい。
ベルは「あつい」と例のかみしもを肩から外しキャミソール姿になった。
店内照明の赤や紫の光が点滅する合間に、白い肌が浮かぶ。
隣の客がカラオケを歌い女の子が踊る。
俺も口ずさむと、ベルは頭を揺らし聴き入る。
トイレに行きたくなった。
案内のためベルも立つが、歩きがてら隣で踊る子のテーブルから
卓上ティッシュが落ちそうなのを直しグラスも中心に寄せていた。
やさしい娘だ。
2時間飲み、連れ出しへ。
会計は連れ出し料込みで3200バーツほどだった。
女の子には終了後に別途ロング(朝まで)4500バーツ、ショート(2h)で3500バーツ払う。
金額は店による。
二人で焼き鳥やフルーツ屋台を見て歩く。
「ベルの村、イモ虫食べるよ。」と言うので、
俺はぎゃーと騒いで盛り上げた。
デート感覚が楽しい。
ホテルに入りドアを閉めると、
ベルが抱きついてきた。
甘い匂いと唇の体温。
「ちょ待てよ」とキムタク気分の俺は、
余裕ぶってシャワーを促す。
しかし本当は、どきどきがやばい。
シャワーから出たベルを待ちきれず押し倒す。
鎖骨に唇を這わすと、ベルは震える。
バスタオルを剥いて合体すると、
ベルは壊れた甲子園のサイレンのようになった。
タイの田舎カップルは山の中で求めあうので、声が大きいそうだ。
バンコクにいながら二人の心は、パヤオの大自然に飛んだようだ。
パヤオ…
一瞬、脳裏に白ひげ黒眼鏡のじいさんが浮かび、
俺はうち消すように頭を振った。
激しく腰を打ち付け、たまらずバルス!!と大爆発。
ベルも絶頂したようだ。
二人で横になったまま息を整える。
相性が良かった空気を感じる。
なんで…?とベルに聞いた。
「オラ、アンタ好きダ!」という展開を予想したが…
彼女はいたずらっぽく笑い言った。
「あなた、ベルの田舎の人みたいダカラ」
…相手を「少し外れている」と感じ安心していたのは、
彼女も同じだったのだ。
シティボーイが田舎娘を翻弄する妄想がみごとに砕かれた。
でも、田舎者同士の熱い交流。
悪くないと感じた夜だった。





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