top of page

River View Spa & Lounge バリ島

執筆者の写真: GENPASS 編集 八田
GENPASS 編集 八田
8月27日
読了時間: 6分



バリの夜は、だいたい二種類に分かれる。

ビーチクラブで夕日を眺めながら、

人生が充実しているふりをする夜。

そして、美女が十数人並ぶ部屋で、

今夜の人生を二人選ぶ夜だ。


俺が向かったのは、レギャンにある男性向けスパ、

「River View Spa & Lounge」



場所



早速、受付に入ると選んだのは、女性二人が付くVIPコース。

120分、250万ルピア。

プールとジャグジーが付いた個室で

二人の女性によるオイルマッサージ、密着サービス

その先まで楽しめる豪華仕様だ。


普段なら女性一人でも十分である。

だが、せっかくのバリ。

たまには身体にも、ダブルブッキングさせてみたい。


受付を済ませると、同じようなワンピース姿の女性が十数人ほど並んだ。

一列に並んだ美女たちが、こちらを見ながら微笑んでいる。

人生でこれほど真剣に顔と身体を見比べる時間はない。


一人目はすぐに決まった。

長い黒髪。細身だが腰の丸みはしっかりしている。

少し強そうな目をしているのに、俺と目が合うと口元だけで笑った。


好みだ!!


問題は二人目である。

3Pでは、女性同士の相性が非常に重要になる。

適当に二人選び、裸の男を挟んで職場の人間関係を持ち込まれても困る。


これは俺の3Pするときの極意だが

まず、スマホの翻訳機能を開き、一人目に画面を見せる。


「この中で一番仲のいい子は?」


彼女は文章を読むと、すぐ近くにいた小柄な女性を指さした。

呼ばれた彼女も笑顔でこちらへ来る。

二人は肩を寄せ、顔を見合わせて笑った。


これだよ、これ!

完璧だ!!


美女二人。

しかも仲良し。

俺は今夜、勝った。


個室へ入ると、想像していたより広かった。

大きなベッド。

その奥にはジャグジー。

さらにプールまである。

俺の自宅より水回りが充実している。


二人が服を脱ぎ、オイルを手に取った。

一人が背中。

もう一人が脚。

四本の手が、身体の違う場所を同時に滑っていく。


気持ちぃー!


右側から黒髪の香り。

左側から甘い香水。

肩へ胸が触れ、腰へ柔らかな太腿が重なる。


これはすごい!


俺が一人目の子の腰へ手を回す。

彼女が嬉しそうに身体を寄せてきた。

すると、それを見ていた二人目の子が俺の反対の手を取り、自分の腰へ置いた。


「Me too!」


もちろんだ。

両手に腰。

右も柔らかい。

左も柔らかい。

俺は生まれて初めて、腕が二本あることへ心から感謝した。


一人目の子の首筋へキスをする。

彼女が目を閉じ、わずかに声を漏らす。

その顔を見た二人目の子が、自分の首を指さした。


「Me too!」


そちらにもキスをする。

今度は二人目の子が気持ちよさそうに身体を震わせる。

すると一人目の子が、また自分を指さした。


「Same」


…待ってほしい。

今、君から始まった話ではなかったか。


だが二人は笑っている。

嫉妬しているわけではない。

相手が気持ちよさそうだから、

自分も同じことをしてほしいだけなのだ。


一人を満足させることが、

もう一人への実演販売になっていた。


マッサージはさらに濃くなっていく。

一人が身体を重ねれば、

もう一人も反対側から密着する。

片方へ手を伸ばせば、

もう片方がその手を自分の身体へ誘導する。


「Me too」

「Same」

右。

左。

右。

左…


って、おーい!


俺は美女二人に取り合われていた。

男なら一度は夢見る状況である。

ただし夢の中では、もう少し休憩時間があった。


二人の身体が近づき、三人の距離が完全になくなる。

一人と重なっている間も、もう一人は横で見ているだけではない。

顔を寄せ、唇や指で参加してくる。


目の前にも美女。

隣にも美女。

どこを見ても、逃げ場のないエロが今ここにある。


本番が始まると、一人目の子が気持ちよさそうに声を漏らす。

すると二人目の子がすぐに、


「Me too」

え、今?


俺は一人目の子と重なったまま、

もう片方にも手で気持ちよくさせる。

二人目の子は満足そうに笑う。

ご満足いただけたようでー


しかし、その様子を見た一人目が、


「Me too」


さっきまで君を中心に動いていたはずだ。

だが彼女は、自分だけサービスが疎かになったことを許さない。


俺は一人と重なりながら、もう一人を喜ばせる。

そのもう一人が気持ちよさそうにすると、

最初の一人から追加注文が来る。


永久機関が完成した。


普通なら、女性の気持ちよさそうな顔は成功の証しである。

しかし今夜は違う。

片方が気持ちよさそうな顔をした瞬間、反対側から、

「Me too」


これは成功ではない。

新規注文だ。


ようやく一人目の子にスプラッシュして、時間を終える。

少し休める。

そう思った瞬間、二人目の子が俺の正面へ来た。

自分を指さし、笑顔で言う。


「Me too」


そうだろう。そうだろう。

このパターンだろうと思ってましたよ。

耐性ができてきたよ。

最初から君もコースに入っているよ。


今度は二人目の子と重なる。

あれだけ声を出したんだから、休んでおけばいいのに

一人目の子は休まない。


横から身体を寄せ、今度は自分が唇や指で参加する。

二人目が声を漏らす。

一人目が自分を指さす。


「Same」


また始まった…。

交代しただけで、注文システムは引き継がれている。


俺は美女二人と遊んでいるのではない。

二店舗から同時に鳴り続ける注文端末を、一人で処理していた。


それでも、これは最高だった。

二人とも笑っている。

二人とも積極的だ。

片方が俺を独占しようとすれば、

もう片方がすぐに身体を滑り込ませてくる。


もう三人の熱が止まらない。


息が重なり、オイルに濡れた身体が絡み、

誰の手がどこにあるのか分からなくなる。


人生で一度くらい、こんな夜があってもいい。

いや、できれば月に一度はあってほしい。

すべてが終わる頃には、

俺の体力だけがバリ島から出国していた。



最後は三人でジャグジーへ入る。

温かい湯に身体を沈める。

ようやく休める。

一人目が俺の右肩へ頭を乗せた。


お!可愛い。


すると二人目が反対側から肩を指さす。

「Me too」

さいわい、肩は二つある。

まだ大丈夫だ。


右の頬へキスをする。

左側から声が飛ぶ。

「Same」

左にもキスをする。

すると右側が、今度は唇を指さした。


待ってくれ。


これ、いつ終わるんだ。

さっきで終わったんじゃないの?

ジャグジーは疲れを癒やすための設備ではなかったのか。


二人は最後まで俺を取り合った。

一人が喜べば、もう一人も欲しがる。

もう一人が喜べば、最初の一人が同じものを求める。


完璧な3Pだった。


誰も休まない。

誰も置いていかれない。

美女二人から、最初から最後まで求められ続ける。


男の夢、そのものだった。


ただし、夢には書かれていなかった。

二人から同時に求められた場合、

対応する男は一人しかいない。


俺は250万ルピアを払い、

美女二人を同時に抱く王様になったつもりだった。

だが実際は違った。


「Me too」と「Same」が鳴り止まない店で

二人分の注文を一人でさばく

全裸のワンオペ店員になっていた。


River View Spa。

俺を襲ったのは、美しい川の流れではない。


追加注文の濁流だった…。


コメント


この投稿へのコメントは利用できなくなりました。詳細はサイト所有者にお問い合わせください。
bottom of page