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Neko Nuru Massage ハノイ

執筆者の写真: GENPASS 編集 八田
GENPASS 編集 八田
8月25日
読了時間: 5分



ハノイの夜は、バイクの数がおかしい。

道路を渡ろうとしても、右から来る。

左からも来る。

正面からも来る。

信号が青になっても安心できない。


この街では、道路を渡るだけで命の判断を迫られる。

だが今夜、俺が判断しなければならないのは、生きるか死ぬかではない。

どの猫を選ぶかだ。

目的地は、ハノイのĐê La Thành通りにある、

「Neko Nuru Massage」


風呂、洗髪、オイルマッサージ

そして全身を密着させるヌルマッサージまで楽しめる

男性向けのマッサージ店である。



場所


入店するとVIP Nuruの60分コースは

コース料金60万ドンに女性へのチップ60万ドン。

合計120万ドン。

60万ドンだと思って入ったら、会計ではきれいに倍になる。

猫一匹を選んだはずが、料金だけは二匹分だった。


受付でこのコースを決めた俺は女性を選ぶ。

現れたのは、小柄で細身のベトナム人女性。

黒髪のボブ。

少しつり上がった目。

口元には、こちらを観察するような薄い笑みがたまらない…。


猫っぽい!


店の名前に偽りなし。

彼女は俺を見ると、短く言った。


「Come」


ついてこい。

この子最高だ!

俺は大人しく彼女のあとを歩いた。

まだサービスは始まっていない。

それなのに、すでに俺の方が呼び寄せられている。



部屋へ入ると、彼女は椅子を指さした。

「Sit」

「ここ?」

「Yes。Sit」

座った。

「Turn」

「もう?」

「Turn」

振り向いた。


俺が間違った方向を向いていたのか、彼女は言葉が少ない。

お互い通じるのが英語だから仕方ないか。

だが、彼女が一言発するたびに

俺の行動だけが増えていく。


まるで教官と訓練生だ…


最初は風呂と洗髪だった。

頭へ湯をかけられ、髪を洗われ、

耳の後ろまで丁寧に指で擦られる。

顎を持ち上げられ、

顔へ泡が流れないように支えられる。


女とヌルヌルになるために来たはずだった。

開始数分で、自分では頭も洗えない

大型児童がここに完成していた。


彼女がタオルで髪を拭く。

もう終わったと思い、立ち上がろうとした。

「Wait」

「まだ?」

「Wait!」


2回目の「Wait!」と同時に、また座った。

彼女は俺の乱れた前髪まで指で整えた。

そして、頭を軽く撫でる。


「Good!」


褒められた。

ただ椅子に座っていただけなのに、少し嬉しい。

まずい。

まだプレイが始まってないのに、

俺の中で何かの教育が始まっている…。


シャワーを終え、ベッドへ移動する。

彼女はオイルを手に取り、

自分の身体と俺の身体へ広げていった。


温かい肌が背中へ触れる。

細い腰。

柔らかい胸。

腹から太腿へ、滑るように身体が重なっていく。

俺の下半身も徐々に本気になってくる。


さっきまで俺の髪を乾かしていた女が、

今は裸で身体を押しつけている。

ギャップが激しい。

俺はたまらず、彼女の下半身へ手を伸ばした。


パシッ!


軽く手を叩かれた。

「Wait」

「まだダメ?」

「Wait!」

「ちょっとだけ」


「Wait!!」


交渉の余地がない。

国際会議なら、とっくに決裂している。

俺は手を元の位置へ戻した。


彼女がまた身体を近づける。

胸が触れる。

腰が触れる。

黒髪が頬へかかる。

触ってほしいとしか思えない距離だ…。


もう一度彼女の大事な部分に手を伸ばそうとすると、彼女が俺を見る。

何も言っていない。


いけるのか…。


だが、その目は確実に、

「Wait」

と言っていた。

俺は耐えた…。


すると彼女が、また頭を撫でる。

「Good」

また褒められた。


悔しい…

いや嬉しい!


彼女が身体を離す。

以前の俺なら、反射的に追いかけていただろう。

だが動かない。


待つ。

見っ!


まだ「Wait」とも言われていないのに、自主的に待つ。

彼女が少し驚いた顔をして、口元を緩めた。


「Good boy」


効いた。

さっきの「Good」より効いた。

俺の中の何かが、完全に尻尾を振った。


彼女は俺の手を取り、自分の腰へ置いた。

「Now」

「触っていいの?」

「Yes」

「本当に?」

「Yes」


許可が出た!


女の腰へ手を置いただけで、

仮免許へ合格したような達成感があった。


指先へ柔らかな肌の感触が伝わる。

腰から胸へ手を滑らせると、彼女は何も言わない。

今は正解らしい。


彼女の身体がゆっくり重なる。

細い腰が動き、胸が押しつけられる。

こちらが焦るほど、彼女は速度を落とす。

俺が勝手に動こうとすると、


「Wait!」


俺が止まる。

彼女が笑う。


「Look at me」

彼女の目を見る。

「Move?」

動いていいか俺が聞くと

「Wait」

待つ。

数秒後、彼女の口元が緩んだ。

「Now」

動く。


俺、客だったよな…。


彼女は気まぐれで、静かで、

こちらが焦るほど楽しそうに笑う。


完全に猫だった


そして、遊ばれている玩具は俺である。


終盤、彼女の手が俺の息子へ伸びる。

激しく動かしてくる。

いろんな意味で興奮している俺はイきそうになる。

そんな俺の顔を見て、今日イチの声量で彼女が言う。


「Wait!」


ここにきて止められる。

しつけられた俺は反論しない。

彼女の目を見る。

待つ。

すると口元が少し緩む。

と、同時に彼女が両手を使って俺の亀頭を攻めてくる。


「Good bye!」


彼女のその言葉と同時にフィニッシュ。

もはや快感だけではない。

褒められたい。


ハノイまで来た大人の男の躾は、完全に仕上がっていた。

彼女が許可したリズムへ、俺の体を預けていた。



すべてが終わると、彼女はタオルを取りに立ち上がった。

「Stay」

「ここで?」

「Stay」

彼女は部屋を出ていった。

服を着ようと思えば着られる。

だが俺は、裸のまま同じ場所で待っていた。


彼女が戻ってくる。

俺が本当に動いていないのを見て、

満足そうに俺の頭と亀頭を撫でた。


「Good boy」


少し嬉しかった。

いや、かなり嬉しかった。



Neko Nuru Massage。

猫っぽい女を選び、気まぐれな身体を可愛がるつもりで入った。

だが、60分後。


猫を抱きに来たはずが

首輪のない犬が一匹完成していた。


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