Telephone Bar パタヤ
- 2月13日
- 読了時間: 4分
更新日:2月13日

パタヤには、表の顔と裏の顔がある。ネオン、爆音、観光客、呼び込み。それが“表”。
そしてもう一つ。扉の向こうにだけ存在する、秘密の夜。
Telephone Barは、完全に後者のジェントルマンズクラブだ。
まず、ジェントルマンズクラブって何?って思うけど、そもそも“紳士の社交場”。
クラブみたいな大箱ではない。だいたい一軒家タイプで呼び鈴を押して入る秘密基地。
初見は中が見えないので、だいたいビビる。俺も最初は入るのにためらった。
入り口、暗い。静か。怪しい。でもな——入りにくそうな店ほど、当たり率が高い。そう思いたい。でもハマれば、リピーターが多いと言われるのも確か。そしてその中でも異質なのが、Telephone Bar。
場所
46/3 Sukhumvit Rd, Pattaya City, Bang Lamung District, Chon Buri 20150 タイ
まず外観。見て、完全に電話ボックス。日本でも見なくなった公衆電話が入口。
この赤いボックスも何とも言えない。そして、日本で電話かけるときと同じサイズ感。
「ここ…店なのか?」と一瞬止まる。だが、行くしかない。もし普通の喫茶店なら帰ろう。中に入る。呼び鈴を押す。しばらく反応がないから、電話ボックスを利用したかのように出ようとしたその時、——カチッ
扉が開く。ここから、体験という名の冒険が始まる。俺のもう1人のジェントルマンに気合を入れる。
中に入ると、暗い。いや、暗すぎる。昼過ぎに行ってしまったこともあり、目が慣れるまで何も見えない。そして目が徐々に慣れてきて気づく。
狭い。10人入れるかどうか。ジェントルマンズクラブで有名なKINNAREE PLACEはもっと広いと聞く。そして静か。逃げ場なし。
でも、この“密閉感”が、もう1人のジェントルマンが奮い立たせる、って誰や。と自分に突っ込みつつ独特感を楽しむ。
すぐに、数人の女性が出てくる。ラインナップは20代後半〜40手前。若い子もいるが、全体的に大人寄り。
俺は——好みの30代の落ち着いたねっとり系の子を選んだ。距離が近い。が、会話が自然。無理にテンション上げない。
この感じ、ジェントルマンズクラブ特有の“リアルさ”だと感じる。
客層はというとファラン多め。というか、俺の他にもう1人しかおらずファランだっただけ。そして、ガヤガヤしてない。観光客バーとは別世界。
横に座った女性から、「はよー、イチャイチャしよー」的なプレッシャーを受ける。
「それじゃ、ナンボなん?」的な感じで返すと料金説明。
まず、すでに頼んでしまったビールは100バーツ。お、安い、セーフ。レディドリンクは150バーツ。ってもう頼んでいるやん。でも安い。
気になる接触は、バーファイン(実質の部屋代)は300バーツ、口のみは700バーツ、その先に行くための彼女へのチップは1,000バーツだった。支払いは基本後でまとめて支払い。
このチップ代は、正直——安い。他のジェントルマンズクラブの相場より確実に安い。聞いた話、普通は、女の子のチップは、1,500バーツ前後は行く。
え?じゃなんで安い?裏の個室に行って分かった。部屋がキレイとは言えない。どうしても否めない置屋感。でも俺が思うに、それが逆に——リアル。なんかどう表現していいかわからないが、友達のお母さんと内緒でやってしまった感が強い(個人の感想)。
営業時間は昼から営業しており、夜は閉まるのが早い。23時前後で終わることや、もっと早く終わることは少なくない。
つまりここは——“夜遊びのスタート地点”の店。このあと飲みに騒ぎにいけばお金が抑えられる。いや、俺はジェントルマンズクラブの後、飲みに行ったが、散財してしまったのでそうじゃないかもしれない。
ジェントルマンズクラブで有名なキンナリープレイスと比較。あっちは女の子多い、大箱、客はあちらもファランや黒人多め。女の子も30人くらいいるらしく部屋もきれいみたい。気になる人はそちらに行ってみるのもいい。
Telephone barは、“知っている奴だけ来る店”
ちなみに、キンナリープレイスの場所は以下の通り。
そして帰り。電話ボックスから外に出る。出た瞬間に街の人と目が合った気がしたから、電話していたんですけどという顔で外に出てやった(意味不明な行動)。いや近所の人は、わかっているからそんなことをする必要がない。でも、俺の中では友達の母ちゃんとやってしまった罪悪感がそうさせる。
そして、店を出て思うのが眩しい。ずっと暗いところにいたから目が慣れるまで時間がかかる。これもジェントルマンズクラブあるあるなのか。
そして、ふと思う。あの電話ボックス、電話をかける場所じゃない。
現実を一度切り、昔にタイムスリップさせてくれる場所、つまり「もしもボックスではなく、のび太くんの引き出し」だ。
——電話を切ったあと、外の眩しさが現在に戻してくれる。それが、Telephone barだ。




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