Abacca Massage Spa マカティ
- 2月11日
- 読了時間: 3分

マカティの夜遊びって、俺的には「派手に散る場所」と「静かに沈む場所」の2種類ある。
Abacca Massage Spaは後者。音もなく、抵抗もなく、気づいたら深みに沈んでいるタイプの店だ。
場所
Antipolo, Makati, Kalakhang Maynila, フィリピン
場所はマカティ中心部より、ブルゴスのネオン地帯から少し外れたところにある。観光客も少なく、いかにも“Abacca Massage目的”で来ている感じ。夜になるとさらに暗くなりさまよってしまうので、歩きで行くのはあまりおすすめしない。
ここは知っている奴は知っている、いや界隈では有名だから、みんな知っているか。
ここのウリは、リンガム(睾丸)マッサージで有名な店。
だから、観光客向けというより、男が「一度ハマったやつが戻ってくる店」って空気がある。
俺は、なんだか今夜は前立腺マッサージの気分、ってなんの気分だかわからんが、いつもとは違う刺激を受けたくなっちゃって、この店にたどり着いた。
店に着くと、横から入っていった扉を開けると階段があるので上っていくとチャイムが付いた扉がある。
24時間営業しているみたいだから、まず受付を済ませる。
料金はコースと時間で変わるみたい(多分)で、俺の時はだいたい相場は1,700ペソ前後。チップは500〜1,000ペソ目安かな。
マカティ基準で見るとマッサージにしては安くはない。だがこの店、値段じゃない。“仕事の完成度”で語られる店だと気づかされる。
個室へ通されると、照明は暗め、静か、余計な音ゼロ。ここで気づく。
あ、これ…逃げられないやつだ。いや、今日は逃げない、そう決めている。
女の子に促され、うつ伏せスタート。背中、肩、腰。まずは普通にちゃんとしたマッサージ。これはこれで気持ちいい。技術は高い。かなり高い。「ただの夜遊び店じゃない」っていうのがここでわかる。
だが問題は——後半。
流れが変わる。そう求めていたのかもしれない。空気と距離が変わる。ここからがAbacca。
ここでポイント。目を閉じて感覚を敏感にさせる。おいしいものを食べる時と一緒だ。
言葉は少ない。だが動きが無駄に正確。しっかりと股間をもまれる。男って股間付近を触られると動けない(俺だけ?)。だって、睾丸をもまれて握りつぶされたらと思うと何もできない。Hold up。まさに無防備。
だが、ここで「プロの仕事」ってこういうことか、と理解する。変な派手さも、わざとらしさもない。自然と気持ちよくなるし、あわよくば声も出してしまう。淡々としているのに、確実に持っていかれる。
そして終盤。前立腺マッサージも加わり「あ、無理だ」ってなる。これは勢いとかじゃない。テクニックとかそういう話でもない。いや、テクニックか。もう“完全に支配された感覚”。ここがこの店の怖さ、いや凄さ。
そして、終わる。何かが目覚める。そして静寂。時計を見る。時間感覚が消えている。
時間で商売していない。なんだか悪霊を取り払ってもらった感覚。ある意味、霊媒師。
頭はぼんやりしつつも、財布は軽くなっていることに気づくが、それ以上に体が軽い。
でも、この感覚を体験できるリンガムマッサージ。丁寧すぎるくらいほぐされた俺の股間。未知の感覚だったが控えめに言って最高のマッサージだった。
外に出る。少し冷静になる。Grabタクシー待ちの時間。
何か無くしてはいけないものを無くした気がする。いや、新感覚過ぎて得たものを無くしたものと勘違いしている。そう言い聞かせた。
ちなみに、この店。予約をしてから行った方がいい。みんな予約をしてくるみたいで、予約をしないと数時間待たされることがある。数時間待てるほど周りに遊び場はない。店の情報はGoogleに書いてある。
Abacca Massage Spaは派手じゃない。だが、いろんな意味で確実に深い。そして癖になる。
俺も帰り道、頭に浮かぶ。「もう一回…行くか?笑」……こうして人は、リンガムマッサージに沈んでいく。




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