GENESIS SAUNA SPA クアラルンプール
- GENPASS 編集 八田

- 3月16日
- 読了時間: 5分

クアラルンプールには、男の理性を静かに壊してくる場所がある。
今回は「GENESIS SAUNA SPA」。
とても健全そうな佇まいがするが、この“ちゃんとして見える”って、一番危ない。
人間は、ちゃんとして見えるものに弱い。しっかりしたビルに入っている「エロ」ほどたまらないものだ。
場所
Level 10, Menara Genesis, 33, Jln Sultan Ismail, Bukit Bintang, 50250 Kuala Lumpur, WP Kuala Lumpur, マレーシア
場所はKLの都会ど真ん中。ビルの上階。これが絶妙にイヤらしい。
路面店で怪しさ丸出しなら、こっちも最初から身構える。でもGENESISは違う。
ちゃんとして見える。
この“ちゃんと”が、一番危ない。
受付に入る。店員は落ち着いている。空気も静か。建前としては完全にスパ。
でも何かが違う。ほんの少しだけ、“癒やし”よりも
「これから何かが起きる前の静けさ」が勝っている。
この時点で俺の中の警報機が鳴る。
ピッ、ピッ、ピッ。
危険です。この整い方は、あなたが想像している整い方ではありません。
店は広く、薄暗い部屋に案内され座ると、
おじさんがやってきて「girl?」と聞いてくるので静かにうなずくと、女の子たちが来る。
数人来ていたが、厳しいなーと思ってきた順に見ていくと、最後の子。
キターーー!!!!!
ここでまず言っておく。大人の女性です。
ただ、顔つきがやたら童顔。目が丸い。表情も柔らかい。笑うと無邪気。
なのに。体つきだけ、やたら完成している。
いや待て。その組み合わせは反則だろ。
顔だけ見ていると
「なんか素朴で優しそうな人だな」
なのに、立ち姿とか、身体のラインとか、座った時の角度とか…
全部が妙に生々しいです
顔はピュア、身体は完全に夜。
この時点で、俺の脳内がバグり始める。
最初に“あ、これ無理だ”と思ったのは
水の飲み方だった。
彼女、施術の前にペットボトルの水を飲むときの口。
ただ飲むだけ。ただそれだけ。なのに、やたらエロい。エロ過ぎるだろ!
仕草としては、首を少し傾ける。細い指でボトルを小指から包むように持つ。
持ったあとは小指だけ妙に立っている。
そして、その尖らせたその口を、まるで子供がキスをするようにボトルの口に当てる。
喉が小さく動く。飲み終わったあと、口を少しだけ閉じて、また首を戻す。
惚れてまうやろー!!!
なんなんだあれは。ただの給水だろ。ただの水分補給だろ。なのに俺の脳は、
なぜか重大イベントとして受け取ってしまった。
マッサージ前の水分補給で、ここまで男の集中力を削れるの、逆に才能だろ。
しかもこの子、やたら首を傾ける。
「Pressure okay?」
みたいに確認する時も、いちいち少し傾ける。これが腹立つくらいエロい。
いや、やっている本人にその気はないんですよ。多分…。そこがまたイヤだ。
狙ってない。狙ってないのに、こっちだけ勝手に被弾する。こういうのが一番危険。
しかも童顔だから、余計にズルい。顔つきはあくまで柔らかい。無垢っぽい。なのに、首の角度ひとつで急に全部が大人の夜になる。
KLの夜景より傾いている。俺の理性が。
で、当然マッサージが始まる。
ここで改めて言いたい。あれは普通に施術しているだけだ。ただの仕事。向こうは真面目。完全に仕事。
でもな。手がね。
手の触れ方が、いちいちエロス。
力の強弱とかじゃない。触感。温度。指先の置き方。滑り方。全部が妙に生っぽい。
人の手ってこんなに情報量ある?
ってくらい、全部が脳に入ってくる。
しかもこの子、顔はあくまで童顔の大人なんですよ。
表情は落ち着いている。笑うとちょっと無邪気。そのギャップのまま、手だけやたら色気がある。
やめてくれ。俺は今、整いに来たフリをしているだけなんだ。
本当の目的を、お前だけは察しないでくれ。
もちろん、下の子はちゃんと反応する。ガン立ちしている。
それを見られてクスっと笑っている。
そして、恐ろしいのはここなんですよ。
躊躇なく下の子を捕まえてくる。ベトベトの手で。
こっちの精神状態だけが全然普通じゃないじゃん。
でも、向こうは終始プロ。終始落ち着いている。手順も完璧。無駄がない。
なのに俺だけ、俺のだけ最高潮になり終了。
俺の脳と体は勝手に、いや必然的に反応していて、終始、肉体的にも精神的にも
女の子の手のひらの中だった。
あの女の子、たぶん全部無自覚だ。そこが一番怖い。
狙っている人の色気って、まだ対応できるだろ。でも無自覚の方が無理。
だって避けようがない。本人にその気がないんだから。
いい意味で天災。もはや天才。
ここまで俺は、完全に“被害者”という“当たり”を引いた人だった。
ペットボトルにやられ、首の角度にやられ、手の感触にやられ、顔はピュアなのに身体はバリっバリの大人。
という反則技にやられ、もう人としてだいぶ終わっていた。
だが、最後の最後に、もっと現実的な意味で終わった。
施術が終わる。俺は、なんというか、妙に満ち足りた顔でベッドから起き上がる。
「いやあ……この子すごいな……参った参った」
みたいな顔をしていたと思う。
完全に、何かをわかった男の顔。全然わかってないのに。
すると彼女、さっきまであんなに無自覚にこっちを気持ちよくしてきた彼女が
最後だけ急に、100%施術のプロの顔に戻った。そして真顔で言った。
(女の子)
姿勢、ひどいですね。
(俺)
そっちかーーーい!!!
GENESIS SAUNA SPA。そこは普通のスパではなかった。
そこにあったのは、童顔の大人が無自覚に放つ、局地的な色気フェスティバルだった。
ペットボトルの飲み方がエロい。首を傾けるだけでエロい。手が触れるだけでエロい。顔はピュアっぽいのに、身体はやたら大人の女。
もう全部ズルい。完全に負けた。いや、勝ったのか。
とにかくこの店、この子すごかった。俺の理性、終了。
……と思っていたら、最後に真顔で
「姿勢ひどいですね。」
あくまで最後まで施術者なんだよね。
最後、噴き出したもんな。下の口からも上の口からも、店でこんな噴き出したのは初めてだよ。
もしかしたら、この女の子は笑わせに来たのかな。いや違う。結構マジな顔して言っていた。
てか、俺の姿勢より、お前のエロい存在の方が問題だろーが。
でも、そうやって最後に冷静に現実を突きつけられた瞬間、俺はようやく理解したんだ。
俺は猫背だったんだと…



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