マカオの18サウナで999番を選んだら、残量1になった
- GENPASS 編集 八田

- 4 日前
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マカオといえばカジノである。
誰がどう見てもカジノの街だ。
ネオン、金、勝つか負けるか、脳みそがギラつく場所。
だが、男という生き物は学ばない。
テーブルに座ってチップを積む代わりに、別の場所で別の賭けを始める。
その名も、18サウナ。
ゴールデンドラゴンホテルにある……と言いつつ、厳密にはメインの建物の隣にある別棟の6階にある。
場所
ゴールデンドラゴンホテル内
入場料1,580HKD。
女の子も50人くらいいる。
払った瞬間から脳が切り替わります。
「元を取る」モードじゃなくて、「全員見なきゃ」モードに。
この目でちゃんと全員確認する、という強迫観念みたいなやつが自動的に発動した。
設えられたステージに、女の子が横一列で並んでいる。
全員同じような衣装で、全員こっちを見ている。
選ぶ側のはずなのに、なんかこっちが審査されている感じがする。
場の主導権が最初から微妙にずれている。
番号で振り分けられ、国籍ごとにゾーンが違う。
詳細はスタッフに聞くとわかるので確認しよう。
100番くらいから各国ごと、プレイが可能かごと、容姿ごとに分けられている。
まるで夜のポケモン図鑑だ。
いろんな国の女の子がいるけど、あまり安い子選んじゃうと、危うさを感じる。
俺は、いつもの「せっかくだから精神」もあって、選ぶべきは一択。
中国スーパーモデル帯、950〜999番。
もう字面が強い。
“スーパーモデル”って何だ。
そんな堂々と書くな。
その中でも俺が選んだのが、999だった。
もう発想が小学生のレアカード感覚だけど、最高位のナンバーじゃん。
少し遠めにいたが、スタイルの良さが際立つ。この子にしよう。
実際に目の前にしたら、同じ人間とは思えない。
まず顔。
顔のパーツが全部ちゃんと仕事している。
目が大きい、鼻が小さい、口が整っている。
しかも、それぞれが単体でも主役を張れるレベルなのに、全部が喧嘩せず一枚の顔に収まっている。
チームワークがおかしい。
日本代表のフォーメーションかと思うくらい役割分担が完璧である。
び、美人…
肌が白いとか、そういう話ではない。
発光している。
照明が当たっているんじゃない。
自前で明るい。
たぶん夜道に立たせたら、防犯灯として機能する。
し、白い…
そしてウエスト。
細い、という表現では足りない。
存在しているかどうか怪しい。
視界に入っているのに、脳が「そこに本当にある?」と疑い始める。
脚に至っては、どこで終わるのかちょっと分からない。
長いとかじゃない。
地図アプリが必要だ。
ほ、細長い…
この時点で、俺は気づくべきだった。
これは遊びじゃない。
銀河鉄道999の鉄郎がメーテルを選んでしまった夜だと。
999番だけに…。汗
並んで歩いた瞬間、終わった。
歩幅が違う。
こっちは半歩早足で帳尻を合わせているのに、向こうは通常運転。
同じ廊下を歩いているはずなのに、俺だけ保護者同伴の中学生みたいになる。
横に並んでいるのに、完全に“連れて行ってもらっている人”の図である。
部屋に入っても地獄は続く。
鏡に映った瞬間、格差が可視化された。
あれは男女じゃない。
作品と観覧者だった
こっちは同じ部屋にいるだけで急に縮尺がおかしくなる。
まるで美術館の特別展示に、なぜか俺の私服姿が紛れ込んでしまったみたいな悲惨さだ。
しかも999、プレイも別に嫌な感じではない。
むしろ普通に優しい。
その優しさが俺に気持ちよく刺さる。
高嶺の花に冷たくされるならまだ戦える。
でも微笑まれたら、もうそれは鉄郎を見守るメーテルそのものである。
そうすると、こっちの“普通の日本人男性感”だけが、やたら鮮明に浮かび上がってくる。
このへんから俺は、完全に鉄郎モードに入っていた。
背丈あるある、骨格あるある、美女の隣に立つと
急に自分の全身が“親しみやすいサイズ”になる現象。いや…
昭和の日本人体系だ
たぶんあの部屋で一番裸にされたのは体じゃない。
自己肯定感だった。
プレイ内容そのものは、さすが最上位帯、文句なし。
ちゃんとしている。ちゃんとメーテル。
いや、“ちゃんとしている”で済ませるのも失礼なくらい
しっかり昇天フィニッシュしている。
ただ問題は、終わった後に残る感情である。
普通なら「最高だった」で終わる。
でもこの日は違った。
「もっと脚を長く生まれたかった」
みたいな感情だけが残っている。
マカオまで来て、なんで最終的に
体型コンプレックス矯正教室
みたいな後味になっているんだ。
こうも違うもんかね!!
18サウナの999。
最高位だと思っていた。
銀河鉄道999だと思っていた。
でも違った。
999は、引かれる数字だった。
999番を選んだ結果、俺の残量は1。
あの番号は序列じゃなく
こっちから自己肯定感を
差し引かれる量だった。
マカオで一番大きく負けた夜…。
いや、あんなスタイル抜群の女の子はなかなかいない。
俺は勝った…はずだ。うん。勝った。
まだ、自己肯定感がバグっている…。



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