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![全部、夢のまま [第2話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_f371f95bafe743efa7804c815d914e89~mv2.png/v1/fill/w_333,h_250,fp_0.50_0.50,q_35,blur_30,enc_avif,quality_auto/37d521_f371f95bafe743efa7804c815d914e89~mv2.webp)
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全部、夢のまま [第2話]
【第2話】 ベラ バーはまだ静かだった。 「……少し、か」と彼女が繰り返した。 少し笑った。 「スマホの画面のことです。Fiancé、って出てたでしょう」 「ええ」 「見られましたね」 少し間があった。 俺は何も言わなかった。 「さっきの方、家族の古い知人なんです」と彼女が続けた。 「私が婚約していることを知っている人で。一人でバーにいるところを見られたら、父に伝わります」 英語だった。 説明のつもりで言ったのかもしれない。 それとも、言葉にすることで自分でも整理したかったのかもしれない。 俺には説明を聞いた気がしなかった。 そういう理由で行動を制限されている人間の話を、いつも聞いている気がした。 「その話、好きですか」 「え?」 「今あなたが生きている話のことです」 彼女は少し考えた。 「好きかどうかで考えたことがなかったです」 「なぜ」 「決まっていることを好きかどうか考えるのは、時間の無駄な気がして」 「時間の無駄じゃないですよ」 それだけ言った。それ以上は言わなかった。 彼女が俺を見た。 「どうしてそんなことを言うんですか」...

GENPASS 編集 三好
7月18日
![全部、夢のまま [第1話 / 全4話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_24e975e4072642e5831c4663f8ef3d61~mv2.png/v1/fill/w_333,h_250,fp_0.50_0.50,q_35,blur_30,enc_avif,quality_auto/37d521_24e975e4072642e5831c4663f8ef3d61~mv2.webp)
![全部、夢のまま [第1話 / 全4話]](https://static.wixstatic.com/media/37d521_24e975e4072642e5831c4663f8ef3d61~mv2.png/v1/fill/w_292,h_219,fp_0.50_0.50,q_95,enc_avif,quality_auto/37d521_24e975e4072642e5831c4663f8ef3d61~mv2.webp)
全部、夢のまま [第1話 / 全4話]
【第1話】 Reyes家の娘 マニラには、何度来ても同じ重さで迎えられる。 ニノイ・アキノ国際空港を出た瞬間、湿気が全身に貼りつく。 南国の蒸し暑さに慣れているつもりでいても、マニラのそれはバンコクともジャカルタとも違う。 人の密度と、古いディーゼルの排気と、どこか遠くから漂う金の匂いが溶け合った空気が、街全体を低く覆っている。 それがこの街だ。好きでも嫌いでもない。 ただ毎回、同じ感触で体に入ってくる。 マニラは3度目だった。 自動車関連の商談。 日系メーカーのEV展開に向けた、フィリピン大手ディーラーグループとのサプライチェーン再設計が担当だ。 数ヶ月、先方の意思決定が動かない状態が続いていた。 キーマンがリスクを嫌がっている。 その逃げ道を塞ぐ形で、今週中に決着をつける。 そのつもりでマニラに入った。 チェックインしたのはRaffles Makati。 マカティのアヤラ・センターに隣接する、白いファサードが遠くから目立つホテルだ。 先方が手配してくれた。 翌日の本商談に備えて、前日の今夜、ホテルで開かれるチャリティーガラに顔を出す約束があっ

GENPASS 編集 三好
7月17日


サンパウロの夜に迷い込んだ俺は、ボアッチの魔力にやられた
出張 4 日目。 昼は商談、夜はホテルでおとなしく休む。 そんなちゃんとした予定のはずだ ったが、 日本から後輩が出向しに来たので帰り際にぽつんと一言だけ残した。 「サンパウロを知らないなら、一回だけボアッチに行ってみなよ。」 ブラジルは白人、黒人、アジア人、インディアンと 多様な人種の可愛く健康的な女の子に出会えるだけでなく セッ〇スにも前向きな女の子が多い土地柄で ディスコのナンパもありなのだが ブラジルのボアッチはかわいい女の子が多く 即席でやるには手取り速い。 ボアッチに行く前にツレにブラジルの良さを聞いてみた 「音楽がいいんです」 との解答。 俺は首を振って「それだけじゃない」と返した。 その"それだけじゃない"って言葉が、やけに頭に残ったらしく 結局、その夜の俺たちはタクシーに乗っていた。 向かったのは、サンパウロでも夜遊び好きが集まるエリア。 店名・場所:CASARÃO AUGUSTA 高層ビルの間にネオンが浮かんでいて、昼間とはまるで別の街みたいに見える。 週末の空気は熱っぽくて、通りを歩く人の顔までなんだか浮かれていた。...

GENPASS 匿名協力記者
7月16日
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